小５をお説教しました。

叱るのって疲れるんだけど、こりゃ仕方ない。可哀想なんだけどなぁ、無邪気な連中なので。でもダメなことはダメって言わないとダメだな。仕方ない。

私が今辛いのは、言うことをなかなか聞けない子に厳しいことを言わなければいけないこと。私からすればみんなカワイイのです。でも、我々の受験に対するミッションもあるし、他の生徒への影響もある。きちっと指導するのも私の役目なので、もちろんやることはやるのですが、本当はとっても嫌なこと。

塾の中にそういう「罰を与える」「ダメな奴は出てけ」みたいな空気感が出来るのも、本当に嫌なのですが、でも総合的に判断すると仕方ない部分も。子どもの舵取りは毎年本当に苦労しますが、嫌な空気が流れると桜学舎の全てが台無しになるのも事実。「空気の教育」が重要なのですが、難しいなぁ。

もちろん、学習指導という部分だけが塾の役目だとは思うので、余計なことを考えずにバサっとやればいいんだという方もいます。でも、今までの桜学舎の歴史の中でそれはやってこなかったし、そういう子でも大きく成長して、後々立派になった子は多々。そういう部分を捨てきれない塾長の苦悩です。

小5の生徒たちの他に、担当していた講師にも厳しく注意をしました。こちらも実はドキドキなのですが、私に注意を受け、「人気があるだけではダメなんだと痛感しました」という講師。本当にいい講師です。ちゃんと私の言わんしていることを受け止めてくれている。まだ若い講師ですから、貴重な戦力として成長していって欲しい。今はそのちょうどキツい点に来たかなと。頑張れ！

そう。私も生徒を制せなくて困ったことは若い頃多々ありました。クレームになっちゃったこともあったけど、当時の塾長は私をしっかり成長へ導いてくれました。だから、私もそうしないとね。人気講師って時々こういう落とし穴があるんです。

ぶっちゃけ、私も20代の頃は、人気講師だったと思います。でも、それだけじゃダメったなぁ… 　厳しいことも言える、その厳しいことで信頼も得られる、そんな講師が良い講師。嫌なこと言って人気が出るのが正しいですね。精進を続けねば。

嫌な嫌な作業の終了後、生徒たちは神妙に聞いていたので、これで本当に分かったでしょうかね？　ことが思った以上に大きくなっているので、びっくりしていたようですが、お灸は据えられたかな。予断は許しませんけどね。カワイイ奴らなのですが、調子に乗るので(笑)

「俺にルールを作らせるな！」

と言いました。光英VERITASの川並校長の名言をパクらせて頂きました(笑)　でも、私もずっと同じことを言っていたので、本当に本当にそう思うのです。私は嫌なんです、ルールを作るのが。そしてルールが増えるのが。そういう桜学舎にしたくないんですね。

分かってくれたかな。「生徒指導は塾の職務範囲外」と保護者には言ってしまいましたが、いや実際はそこを散々やってます。子どもを正すことはかなりあります。ちゃんと言わないとダメなことは言います。可愛いが故に。でも、叱られてばかりの受験生活は本当に嫌なのです。

千葉前受け最後の子の合格をみんなが取り囲んで拍手でお祝いした夜。あの連帯感と、みんなの嘘偽りない祝福は本当に美しかった。こいつらいい奴らだなぁとホントに思いました。涙が出ました。でもそこまではいろいろあったんですよ？　

最近の受験生は大変（笑）

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