コノハナノサクヤヒメ

「コノハナノサクヤヒメ」という神話の登場人物に、今大変興味を持っています。
というのは、たまたまご縁があって、足しげく通っている下谷の三島神社。ここにお祀りされているのは、大山祇神(オオヤマツミノカミ)。もともと愛媛県の大山祇神社を本社としているだそうです。

その娘にあたるのが姉・磐長姫(イワナガヒメ)妹・木花開耶姫(コノハナノサクヤヒメ)というお姫様。

邇邇藝命(ににぎのみこと)という天照大神の孫が 木花開耶姫に一目惚れして結婚を申し込んだ際、大山祇神は喜んで、姉の磐長姫と共に差し出したのですが、美しくなかった磐長姫を邇邇藝命が追い返してしまったのだそうです。しかし、それは「長命」の誓約(うけい)に基づいたものだったので、大山祇神はたいそうお怒りになったとか。以来、その子孫である天皇の寿命は神々ほど長くないのだそうです。

ちなみに木花開耶姫は、初代天皇とされる神武天皇の曾祖母にあたる方。神話の世界のお話ですね。

なぜこの美しい木花開耶姫に興味があるかと言いますと、塾長が女好き…… ではありません!(笑)

「木花」が、案の定、「桜」を意味しており、宮司からも「桜学舎さんとご縁がありますね!」と教えて頂けたことがきっかけでした。なるほど… 桜学舎の守り神だな…と、本当に勝手に思い込んでいるだけなのです(笑)

ところが、この木花開耶姫、調べれば調べるほど、いろんなことが出てきます。

先日、商売繁盛の祈願に、富士御室浅間神社という神社に参拝しました。今、一番のパワースポットと言われているらしく、商売繁盛、金運隆盛の神様と言われているところです。なかなか素晴らしい神社で、いい気を一杯頂いてきたのですが、ここにお祀りされているのが「コノハナノサクヤヒメ」なのです。あらー。

コノハナノサクヤヒメの描かれた特別なお守りを頂いて、次は富士吉田の新屋山神社を目指しました。途中、北口本宮浅間神社にお参りして、夫婦桧に感動しながら、3社をお参り。何と、富士を神体山とする全国の浅間神社は大山祇神をお祀りしているのだそうで、当然 木花開耶姫もいらっしゃるのですね。

その後テクテク歩いて山神社へ。
新屋山神社は、経営コンサルタントとして名高い船井幸雄氏が足しげく通ったと言われる神社。お金に困りたくないならここへ行けというくらいの商売繁盛・金運の神様です。

ここでまた特別なお守りを頂くと、これが何と大山祇神。つまり、親子セットになっているのです。こりゃ開運しますわ(笑) また、隣の摂社には磐長姫のお名前も! 三島神社にいらっしゃる神様が勢ぞろいです。

こんなことから、何となくこれはもう、愛媛県の大山祇神社へお参りするしかないな… 何か呼ばれてるな… そんな気がしてなりません。ちなみに大山祇神社は「日本総鎮守」なのですから、相当格式高い神社です。

そう。もうひとつ、私はここへ呼ばれていると感じることがあるのです。

それは、数年前、奈良京都へ旅行へ行ったときの事。1週間のお休みを頂いて、十数年遅れの新婚旅行に行ったような時がありまして、それが修学旅行みたいな奈良京都(笑) 実は奈良は行ったことがなかったので念願叶った塾長。その際、薬師寺に参拝しました。

すると、ちょうど日本を代表する有名な画家・平山郁夫の壁画展があって、シルクロードの大きな壁画や付随した様々な作品を見ることが出来ました。平山郁夫の作品をちゃんと見たのはこの時が初めてでしたが、その中で「ナーランダの月」という作品が私をとらえて離しませんでした。

https://images.app.goo.gl/QepdoETVYoT6S9vm7

しばらく見惚れた後、あとで解説員に話を聞くと、なんでも、ちょうど制作時に薬師寺の官長が亡くなったのだとか。そこで画中の月の位置を反対にして描いたという逸話があるそうで、ということは原画は玄奘三蔵を照らす月の位置が違うのだとか。

好奇心だけで生きている私としては、どうしてもその「逆バージョン」の「ナーランダの月」を観たくなるわけです。解説員の方もそこまで情報を持っていたわけではなく、「恐らく」ということで、琵琶湖畔の佐川美術館に行けば分かるだろうということになり、何と、京都での滞在予定を変更して、佐川美術館に行くことにしました。

結果的には佐川美術館にはそれがなく、また学芸員の方に調べて頂いたところ、山梨県北杜市の「平山郁夫シルクロード美術館」か、広島県生口島(いくちじま)の「平山郁夫美術館」のどちらかにあるのではないかとのこと。

調べましたよ!(笑)

おそらく、生口島です。これは尾道へ行くしかない。そう思って、今まで温めています。ナーランダの月。

そして、ビックリ。
その生口島の隣が大三島。

大山祇神社がある、大三島です。

呼ばれているな。やっぱり(笑)
コロナが終息したら、必ずや行って参ります。

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