29日。本日で2021年の仕事納めとなります。
今年も大変お世話になりました。
いろいろ考えるところの多い2021年でしたが、本当に数多くの方のご支援やご指導のおかげで、何とかひとつ「成長」をすることができたかと思います。
何より自分でもびっくりしたのは、入谷教室を開校できたことです。
実は、2年前から「入谷に教室を」という計画を立てていました。その時はまだまだ「希望」程度の話だったのですが、正確に言えば「入谷南公園」の近くに教室を出したいと言っていたのです。私の中のキーワードは「入谷南公園」。私の生活圏でもあったこのエリアは、やりやすさもあったり、坂を越えないで教室に来れるという利点も考えてのこと。大きな地図にピンを立てたのを覚えています。
次の年、つまり昨年の11月の年間経営計画会議の際に、再度入谷の計画を立てました。
2021年6月までには物件を見つけて、9月頃から内装工事、10〜11月はプレ開校、12月本開校という具体的な目標スケジュールを立てました。やっぱりこの時もまだ何のアテもありませんでした。
そして、6月に本当に物件に出会いました。しかも大学の後輩の物件(笑)
で、本当に9月に工事が始まり、ちょっと遅れましたが11月にプレ開校、12月に本開校。
ほぼほぼ予定通りの開校。奇跡に近い経営計画通りの進行に、本当に驚きました。
もちろん、数々の問題もあります。順風満帆なんて言葉は私にはありませんし、本当に打ちのめされるくらいの苦しい経験も毎日のようにしていますが、何とか働き続けて頑張っている感じ。まだまだ「力技」感は否めません。
常に板挟みになる「会社を安定させなければならない」というテーマと、「小さな塾を続けたい」という相反するテーマ。生徒からは「これ以上生徒を増やさないでほしい」という声を聞くこともあります。先生が遠くに行ってしまう感覚なんでしょうね。しかし、この体制だと、誰かが抜けたり、誰かが倒れたりしたら大変なことになってしまう…というのが現実。バックアップ機能が作れないわけです。
また、働いてくれるスタッフが安定・安心して仕事を続けられるように体制を整えるのも私の仕事。本当なら子どもたちと楽しく授業をしているだけで良かったのですが、生徒が増え、塾が成長路線に乗ったがゆえに、「ちゃんとした会社」にせねばならないという仕事が私に舞い降りてきました。
私たちの理念を一緒に具現化してくれるスタッフを求め、先生たちも余裕を持って生徒対応できるようにしたり、塾長が少し余裕を持って動けることで、より深化したイベントや講座が出来たり、情報提供が出来たりするのだと思います。入谷教室が出来、少しだけ前に進んだ分、より「変えるべき部分」「変えざるを得ない部分」が出てきているのも事実です。
2022年は、私自身が「塾長」としてではなく、「会社経営者」として学ばないといけないことが山積の年になるでしょう。「オマエは今まで何をしてきたんだ?」と笑われそうですが、塾長修行はしてきたつもりであるものの、正直なところ、会社の経営能力は非常に低い私。だからいまだにこんな小さな塾でやっているのですが(笑)、それじゃいかんのだなぁとしみじみ感じます。
要は、一般企業として、場合によっては新卒を採用できるような会社にならないと、我々の理念を体現する社員をたくさん抱えることもできませんし、安定してサービス提供を続けることも出来ません。ひとえに社長の力不足が原因だと言われればそれまで。塾経営の大先輩からもアドバイスを頂いたり、お話を聞いたりすると、「修行が全然足りないな…」と思うことばかり。
決して大企業にしたいとか、上場して売り抜けるとか、そういうことじゃないんです。ただただ、安定して、桜学舎の教室が永続していくこと、そこにいつも帰って来れる教室があり、先生がいること。そういうための「経営安定化」をきちんとしていくこと、これが私に課せられた使命なんだろうなぁと思っています。
指導者としては、やっぱり自画自賛で恥ずかしいのですが、適性があるんだと思います。
わずか1ヶ月の入谷教室での指導でも、もう小学生たちは私の周りに寄ってきてお話ししています。楽しそうです。塾長って、「何かのキャラ」なんでしょうね(笑)
残るは、とにかくこの塾がいい職場になること。このためには会社の成長を止めないこと、いいスタッフを集めること。これに尽きると思います。
年明け、2022年度の塾の方針をお知らせします。新年度の受講確認も始めます。
中学受験コースの新5年生・スタートは2月7日(月)を予定しています。
1月16日には、「受験・進学セミナー祭り」があります。(参加のお申し込みはこちらです!)
本年も大変お世話になりました。
2022年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様、良いお年をお迎えください!
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