先日のこと。
小学校低学年の子が、進級テストで90点で合格しました。
が! 100点じゃない!と悔しがり、再テストを志願。しかし、またもや90点。もういいよと言うのを泣きながら志願して再々テストも90点。そりゃ復習しないでやってるからね(笑)
最後はプンスカして涙目で帰り支度。あらあら…
1Fまで降りてきて、お迎えのお母さんにそれを見られてもまだダメでプンスカしていました。
私が靴箱の上段から長靴を取ってあげてもプンスカは継続中。
「すみません」
とお母さんが謝りながら帰っていきました。まぁ、よくあることです。しょうがねーなー!と思う程度の話。またご機嫌直して頑張れよ!と。
さて、翌日。
朝からセカンドオピニオンでいらした方がいて、面談をしていたところ、その子とお母さんが来訪されたという連絡が1Fから入りました。何でも、塾長に話があると。
「え? 何?」
まさかのクレーム?(笑)
あの先生変えろとか?(汗)
でも、長年お付き合いの方ですし、内部もかなりわかってくださっている方なので、そんなことはないだろうなあと思いつつ、何だろ? と思って、面談を終え、その方をお送りした後に、さて、
「お話なーに?」
と本人に聞くと、
「きのう、ながぐつ、とってくれたのに、ありがとうって言えなくて、ごめんなさい」
うわぁぁぁぁ。
許す!
おっさん、許します!
何とかわゆーーーーい!
メロメロになりますね。
そしてお母さん。
この令和の世の中に、ホント立派な教育してます!素晴らしい!
久々に「感動」しました。
聞けば、あのあと、「あんな態度はダメだ」と、コテンパンに叱られたのだとか。で、本人が謝りにきたという顛末。
こういう教育ができるお家が少なくなりましたね。
でも、この子は、一つ一つお母さんに諭されて、きちんと善悪を理解しながら成長できているなぁと思います。実際、あれ以降、本当に態度や言動の変化が見られます。ちゃんと理解すれば、子どもも行動が変わっていくんですね。
いやぁ、それにしても、素晴らしい。
こちらがいい勉強をさせて頂きました。ありがとうございました。
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