イーロン・マスクによって、ついにバレる!

Twitterがテスラのイーロン・マスク氏によって買収されたのはみなさんご存知ですよね。

この影響で、何とTwitter Japanの広報部は全員解雇されたとか、そうでない社員も75%解雇とか、とにかく大鉈を奮っている情報が流れています。確かに、Twitter上のトレンドなどに、左寄りの政治的キーワードが激減したり、偏った政治的ニュースが流れてこなくなったりするので、確かに今まで情報がある程度操作されたり偏向していたりしたのかなぁ…と感じます。

私も京橋の本社へ一度行ったことがありますが、TwitterといえばIT企業の最先端。先頃までは一切出社せずに、世界中どこでも勤務できる企業として羨望の的だったところもあります。ユルい社内の雰囲気も、一時のヒルズを彷彿とさせるものがあったりしたのかも。確かに私が行った時も、社員の皆さんはTシャツ&デニムのような軽装でお出迎えでした。「ぽいなー」と感じたのを覚えています。

さて、イーロン・マスク氏によって、ついにバレてしまったものがもう一つ!

米国ツイッター社の社員宛メールで、氏は「在宅勤務の禁止」「週40時間はオフィスで働くことを命じる」ことを通達したそうです。彼は6月にもテスラ社で同様のメールを全社員に送っており、リモートワークへの嫌悪感が相当あるのでしょう。仕事が甘いのがバレちゃったのでしょうね。

実際、コロナ禍でリモートワーク・在宅勤務になって、楽になった職種もあるでしょう。実は桜学舎も、経理等の担当はリモート勤務。またオンライン専業の講師が1名います。ここは正直なところ、パートタイムでお願いしているからこそある程度上手く行っているのだと思いますが、正社員となるとやはりリモートではできない「業種」ですから、難しい選択を迫られるでしょう。

ウチではありませんでしたが、在宅勤務になってメンタルをおかしくしたり、鬱を発症したりという話はいくつも聞きました。そのために退職したとか、病院に通っているとかいう方も何人も知っています。いいことだけじゃなかったなぁと本当に思います。

6月の発表の際、マスク氏は「猛烈に働くことが求められる」「嫌なら退社。どこかで働くふりをしとけ」くらいの強い言葉も伝えたそうです。今回のTwitter社の場合も同様のようですね。働かない社員を多数抱えたことで業績は不振、新しいビジネスも見えない状態になっていたようで、「倒産もあり得る」と口にしたとか。行き過ぎたリモートワークは現実がついていかなかったのでしょうね。

コロナ禍とはいえ、みんなリモートワークにしろと盛んに言っていた都知事や当時の政府。残念ながら私の周囲でも数々のビジネスが潰れていき、去っていった人たちがいます。会えなくなった人もいますし、閉店した店は数知れず。リモートになんてできない職種は多数あったはず。第一、電車・バスは通常運転だったのですからね。

さて。

大人ですらそうなのです。ましてや、子どもの「抑圧」はいかばかりか。
そして、子どもの「業績悪化」(笑)はいかばかりか。

オンライン授業が始まった時は、本当に助かったと思いましたし、ありがたいと思いました。下手したら何でも出来ると歓喜に沸いたところもありました。新しい塾の時代が来た!と突っ走った方々も見ました。しかし、みんな気づき始めました。

「これ、ダメかも?」

多分それが正解です。
オンライン授業は「代替手段」としてはかなり有効です。今まで欠席したら0だったものが、オンラインで参加すれば50くらいの補填にはなりますし、台風や体調不良・事故などで休まねばならないところも、代替補填は可能になりました。

しかし、それは何かしらのハンデがあっての話。遠距離だったり、交通不便だったり、なにかしらの困難があってのオンライン頼りも十分成り立ちます。真剣さが違いますからね。でも、「こっちの方が楽だから」「これでも出来るじゃん」という選択や、苦労したくないという選択のもとのオンラインが、効率低下・実績低下を生むことや、メンタル面での不調を生むこと、ざっくりいえば「おかしくなっちゃう」ということが、世界的企業でも懸念されるようなことなんだなぁ…と明らかになったと思うのです。

わずかな生徒数の桜学舎でも、同様の傾向はハッキリ見てとれるようになってしまいました。

不登校の何と多いことか。メンタル不調の子の何と多いことか。そして学力不振に悩む親子の何と多いことか!

「行ってきます!」

と、塾へ向かう時間。(学校でも何でもいいのですが)これが、勉強のスイッチが入る時間なのだと言われたことがあります。確かに、確かに! 

塾業界も、個人塾だと自宅を改造して塾をやっていらっしゃる方が結構います。そういう友人も数多くいますが、みなさん自宅が仕事場である「楽さ」は感じながらも、「外へ出なきゃダメだ」という意識を持たれて、組合活動をしたり、会合を開いたり、様々な「甘えの構造」を断ち切る努力をされています。自宅が仕事場になることが多い我々みたいな経営者も(実際、このブログも自室で書いています)、何かあるとカフェに仕事を持って出たりしますものね。無意識に「自衛」しているのです。

大人ですら難しいオンライン・リモート・在宅勤務。
子どもが上手く出来るには、条件や期間など、いろいろなことに気を使わなければなりません。徐々にオンラインが見直される風潮。もちろんコロナ禍前からオンラインを始めていた桜学舎が、オンラインを完全否定してやめることはありません。可能性は十分にあります。

ただ、万能ではなく、あくまで「代替手段」なのだという認識で、上手に活用できるように研究を続けていきたいと思います。ただ、少なくとも小中学生あたりでは「オンライン盲信」は危ういよ?と認識していただくのがいいかなぁと最近は感じています。

【でも、オンライン講座も続けますよ!進学個別桜学舎/上野桜木教室&入谷教室】

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