昨年来、いろいろ、ホントにいろいろ決断しなければならない事が多いものです。しかも、皆様に公開するような話でもないので、黙って、シレッと一人で大変なことを決めなきゃならないので、なかなかストレスフル。年末の憩室炎もそんなストレスからの発症かしら?なんて思ったりもするのですが、でも、決めて次に行かないと、新しくならないので、やっぱり次に行きます!
その中で、シレッと決めたのは、本家・上野桜木教室の定員減です。
2022年から比べて、20人〜30人減を目標とします。生徒数を私が見られる範囲に一度減らし、成長ペースを落とそうと思います。まぁ、これは昨年11月の2023年度計画の一環なのですが、これに伴い、定員を超えた学年や年齢の方の入会をお断りするケースも出てしまう思います。しかし内部の作り直しのためですからね、ご容赦頂きたいと思います。そして私の健康のため(笑)もあります、もちろん。
ハプニングもかなりありました。生徒募集が全く気にならなければ、授業に専念できるんですが、2022年は入谷の安定化も課題でしたし、桜木の春先の募集大コケ(私が入院したり社員採用でコケたりで…)の回復で、かなり体力消耗しました。やっぱり塾長である私が13連勤とか、月2休とか、休みの日もずっとLINEで指示出しとか、ホント異常だったと思います(まだその傾向はありますが…)。春のハプニングから、ずっと「後退」にならないように踏みとどまってきましたが、やっぱりジャンプするには一度しゃがまないとダメだなぁと悟りました。なので、そういう意味での一時的な定員減を行います。
かつ、今年は少し授業しようかなと。定員を減らしたことで、少し生徒募集が楽になったので、呑気にやります。やはり社会は面白いですね。2023年度は国語に戻って、ちょっと鍛えねばという使命感もあり。そもそも20年国語の先生だったので。数年前まで、大学受験の古文は私の担当でしたからね。算数も多少口出しながらも、14年ぶりに国社に戻る予定です。
正直なところ、学生講師の卒業を含め、8名ほどの退職があるのと、今まで使ってきた中学受験用テキストの大幅改定があったので、2023年はちょっと教材に向かう時間を取りたいのも本音としてあります。持続可能な指導を準備するためにはちょっと時間が必要です。そのためには、今の多忙さ、煩雑さは解消する必要があります。そもそも本来の業務外のところで逼迫しているところがあるので、なくしたいところなのです。
そのためには、申し訳ありませんが、ちょっと生徒本人をしっかり見させて頂こうと思います。子どもが納得感なく来てるケースもチラホラあるのですが、それは全く伸びません。叱るのも疲れます。ですので、「親が塾に放り込む」というのは無し! ホントに宿題3回連続忘れはルール通りに退塾させます。「宿題をなくした」とか、「宿題箇所がどこだかわからなかった」とか、もうそういう言い訳に付き合うのも時間の無駄です。もう、学校の課題を提出させるなんてのは、もう、指導したらその通りにやれよ!ということですよね?
そもそも塾に通っただけで突如やる気になって、ガンガン勉強して、成績もグングン伸びるなんて、ありえないでしょ。「親が丸投げ出来る塾なんてあり得ないですよ」とセミナーでもお話した通りです。「やる気を出させる」って言っても、流石に限度がありますよ。なので、それが実践出来る人数に生徒数を調節しようと思うのです。
煩雑な業務も増えすぎました。特に振替授業。これほどまでに気軽に振替えられると、指導の一貫性も何もあったもんじゃなくなります。生徒は毎回「転校生」みたいな感じですし、先生だって困惑します。それで「同じ先生じゃないんですね…」とか言われても、そりゃ無理ですよね?(笑)指導内容のご説明を毎回するサービスもご用意はありません。
ということで、2023年はちょっと不親切になります。最近ちょっとやり過ぎました。そしてそれが長い目で見たら、決して生徒のためになってないってことも多々。それで生徒減らすなら。それでいいやって思えるようになりました。丁度今春は学生講師も多数卒業するので、補充も最低限にします。
加えて、今までちょっと「無防備に」生徒を受け入れ過ぎました。もちろん「来たい」という気持ちを第一に受け入れていたのですが、客観的に見て合ってない子やちょっと無理のある子もかつてはいました。私が全部見れた頃は良かったのですが、そうも行かない人数になると、やっぱり手薄になる…それが一番嫌ですね
で、選択としては、今いる子をまず大事にするというのが第一。募集については、2023年は通常通り春までは募集をかけて、その後は不足する学年だけ定員まで募集をし、学年定員を守るようにする。そのような予定です。各学年10名程度もいればパツパツの塾なのでね。ただ中学受験生だけはもうちょっといても大丈夫です(笑)
春からは若い新卒社員を育てなければなりません。それも考えると、今の数は無理だなと思います。人が育つまで25年も2教室目は出さなかったような塾なので、もう1人が育つまで待ちます。入谷の浅見教室長の時と同様、一緒に現場に立ち、育てようと思います。
振り返れば、やる気があって頑張れる子だけが、ノビノビと楽しく勉強してたのが元々の桜学舎でした。みんな、ポテンシャル十分なのに、何となく波に乗れないタイプでした。桜学舎で面白い人たちに出会い、ノビノビと勉強を始めるというパターンが非常に多かったものです。それも、このコロナ禍でかなり変わりました。そもそも勉強自体に興味がないという子もチラホラ出始めました。え?みたいな。かつていなかったタイプの子が現れ、かつてなかった事件が起こり、かつてなかった問題に直面したりもしました。正直、苦労しました。
「そもそも、こんなの塾の仕事じゃないだろ?」
というところまで手を出すのが上野桜木の桜学舎でしたが、いやいや、そのレベルよりさらに下の下で、「こんなん、仕事の範囲じゃないぞ?」という仕事が増えてきたのも事実。いや、そういうご要望が出始めたのも事実。
たとえば、毎回毎回「来てませんよ?」と連絡する子。学習指導の前に、通塾有無のお知らせを講師がしているケースですが、講師の仕事は勉強を教えることであって、出欠通知ではありません。それは出欠通知のアプリで十分ですし、「まず来てください」というところから指導するのは大変です。生活指導は守備範囲外ですが、そんなことばかりがあって大変だった時期もありました。(結果的には、こういう生徒は既に退会し、今は落ち着いてきていますが…)
昔を振り返ると、思い出すのは楽しかったことばかりですが、マスクと共に、その思い出は、苦しかったり辛かったり、そんな事が多くなりました。腹を抱えて笑うようなことばかりが起きていた桜学舎の毎日が、すっかり変わりました。実のところ、私が千葉から引っ越してきて東京で再度スタートした際の生徒数は19名。その頃から比べたら生徒数は格段に増えたけれど、やっぱり、あのワイワイ楽しかった桜学舎がそのまんま大きくならないと意味がないなぁと思います。ゆえに、元に戻します。生徒も講師も。何より、私自身、ノーストレスの桜学舎に戻します。
新たにスタートした入谷教室とは異なり、ちょっと歴史が長いゆえにさまざまな「問題の残滓」が存在する上野桜木教室。一度大掃除も、また断捨離も、そして新しい再構築も必要な部分があります。今年しくじった部分もあり、再構築に失敗した部分もあります。私の覚悟が足りなかったんだろうと反省する点も多々あります。職人的に言うなれば、自分で納得の行く出来になっていないところがあるのです。これが気持ち悪いのは、やっぱり授業職人・塾職人の出身ゆえか。
塾が「生徒減らします」宣言するというのも異例かと思いますが、やや無制限に肥大化しすぎたので、コントロールしますということです。決して「衰退させます」とか「閉店します」という話ではありません。が、「入りたい」という方に対して、どうしても「ごめんなさい」と言うケースが出てくる可能性はあります。入谷教室はまだ十分大丈夫ですが、上野桜木教室はそのケースがあり得ます。
もし、上野桜木教室の方へ関心のある方は、ぜひお早めにお問い合わせください。年度の中盤〜後半になると定員が埋まる学年が出てくるかと思います。よろしくお願い致します。
なお、春の一定の時期で生徒数集計して、GW直前までには残りの募集人数を発表するようにしたいと思います。
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