ものごとには、

なぜそうするのか（理念）→どうやるのか（実行）→何を得て、どうするのか（結果と改善）

というプロセスがあると思うのですね。
ところが、このうち、「どうやるのか」だけを知ればいい、他は面倒臭いからどうでもいいと思っている人が非常に多いと感じる昨今。

特に「なぜ」の部分をすっ飛ばす人が非常に多いのですが、結局いろいろ拗らせた結果、「だからダメなんだよ！」という結論に至ることが何度かありました。理念や目的が変われば、同じことをやっても違う物が出来上がる、そういうことがわかってない人が親御さんの世代でも多くなって来ているように感じます。

「何で中学受験したんだっけ？」そこがブレてしまって、結局何だかよくわからない結果に陥るというケースなんかは典型的なものですね。

「結果を次に活かせない人」も多いものです。何のために物事をやるのかといえば、ものごとを実行すること、そして次に繋げていくためです。模試は何のために受けるのかも同じですよね。その結果が重要なのではなく、次に繋げていくことが大事。でも、出て来た結果だけ見て一喜一憂して、伸びない、出来ないと大騒ぎする方は多いものです。

行動出来ない人も多いから、ネットで「どうやるか」ばかりを調べ、見よう見まねでやってみて、出来ないから「使えない」とか「出来ない」とか言って文句を言う（他責）ケース、本当に多いと思います。ネットなんてね、全てを出せる訳ないじゃないですか。全部「途中まで」で、本当のサービスは有料なのです。

これ、ビジネスコンサルなども散々受け、ビジネス本もアホほど読み漁った結論です。ビジネス本をいくら読んでも、本当に必要な情報はその先にあるんだってこと。そしてその先は、高額なお月謝を払った人だけが知り得て、結果を得られる世界なのだと。そりゃそうですよね、ビジネスの成功のノウハウを、たかだた1400円くらいで売るわけがないんですよ。これはあくまで、「1400円で出してもいい内容」なんです。

「YouTubeで勉強してます」
「たくさんの人のブログ記事を読んでます」
「いろんな人からSNSで教えてもらってます」

それね、勉強じゃないですから（笑）
そういうのは、「フロントエンド」って言うんです。まぁ、言うなれば「撒き餌」です。その先の大事な情報は有料、当たり前ですよね。ワタシも、本当に高い高いお月謝をたくさん払いました。56年の人生においては、おそらく地方に家が２軒くらい建つ金額を投資していると思いますよ。

きちんと自分のやりたいこと、理念から出発し、手順通りにきちんと学び、そして意味のあるやり方でやれば結果はある程度出ます。それをいろいろつまみ食いして、ちゃんとやらないから、ちゃんと出来上がらないわけです。

正直に言いましょう。
十数年前。
桜学舎の中学受験を丸パクりした塾がありました。堂々と塾長自らやって来て、ウチの案内を全部持って行き、翌年に見事なまでの丸パクリ。ビックリしました。でも、もうそこの中学受験はとんと話を聞きません。そりゃね、自分のものじゃないですから。やり方だけパクったってダメなんですよ。

遠回りかも知れませんが、子どもたちにも、親御さんにも、そういうふうになって欲しくないのが私の願いなのです。

【小さい塾なのでお急ぎください！　進学個別桜学舎／上野桜木教室＆入谷教室】