日曜日。ゆえあって、どうしても呼ばれたところがあって、岐阜へ一人旅。
新幹線で名古屋へ行き、そこから東海道線で大垣へ。

さらに大垣から、東海道線にある非常にマイナーな「支線」、美濃赤坂支線という線に乗ります。わずか２駅の支線で、本数も限られます。この10:38を逃すと次は２時間後。これを目指して頑張りました。

大垣駅のホームの先端、切り欠きホームから２両編成のワンマン電車に乗り換えます。

１つ目の荒尾駅で下車。当然無人駅。雨降ってるから、降りた瞬間に傘ささないといけないという「何じゃこりゃ」感（笑）

目指すは「御首神社（みくびじんじゃ）」
がっつりお参りして、ご祈祷もしていただいて帰ってきました。祈願内容は当然秘密です。

小一時間滞在して、目的を果たして昼前。
電車はありませんので、タクシーで大垣へ戻り、ご飯を食べて帰ろうかと思ったのですが、この日は妻にも「フラフラしてきたら？」と言われていました。

確かに、先週の義父の葬儀関係やら、このところの仕事の詰めすぎで、本当にいろいろなことを考えることばかり。心身ともに疲れているのもあったので、物思いに耽る１日にしようと思い、フラフラすることに。

ふと、時刻表を見ると、樽見鉄道の樽見行きがすぐ出ます。
元々は国鉄樽見線だったこの鉄道。高校２年生の時に山陰旅行の帰りに立ち寄った記憶がありますが、この時はまだ途中の「美濃神海」駅までしか開通していませんでした。のちに第三セクター化されて、樽見駅まで延伸。ここは未乗区間になるので、よしこれを乗り潰そう！と片道１時間の旅！

結構な乗車率でしたが、それも途中まで。樽見駅まではおそらく「ご同好」が数組しかいませんでした。でもいい景色！　全線制覇したので気分もよく。

ただ、「盲腸線」なので、行って帰ってくるしかないので、大垣に戻りました。

さて、ここで帰ればいいのに（笑）、大垣にはこのほか、「養老鉄道」というのも走っています。これは元の近鉄養老線。これがやっぱり第三セクター化されて、独立運営されています。こちらもなかなかの乗車率。何で近鉄から切り捨てられたんだろう？

２方面あるうち、桑名行きは結構な距離と、三重に行ってしまうのでまた今度。
今回は揖斐駅までの片道３０分程度の旅におさめました。
大垣から乗ったのはこのオレンジの車両。
元近鉄のラビットカーですね。塗装も古いものを再現しています。いい感じ！

揖斐駅で一休み。帰りに乗ったのは、これでした。
あれ？どっかで見たな？

そう！これ、元東急の車両です！

形式が違いますが、大垣駅では、桑名行きの元東急が止まっていました。意外に東京の私鉄のお古が活躍しているのですよね、地方では。特に東急の車両は多いですね。ステンレスの車両はメンテが楽なので人気なのだそうです。

面白いのは、田舎の電車になると正面に「排障器」、つまりスカートみたいなのを履かせるんですね。これは田舎ゆえにいろいろなものが線路上にあったり、雪が降ったりするので電車の足回りを守る働きがあります。都会ではあまり見られないものですね。

大垣まで戻り、新幹線で夕方には帰京。妻と合流してこの日は飲んで終わり。
少し日常を離れないと、ずーっと、ずーっと仕事してますからね。
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