明らかに塾の指導範囲では無いのですが、毎年「友達との付き合い方」「コミュニケーションの取り方」「人が嫌がることをしない理由」などをお説教することがありました。

3年連続毎年です。

つい最近、昔の合宿の写真が出てきて眺めていましたが、「この時代はそんなことなかったよね…」と講師たちと懐かしむ瞬間がありましたが、今はそういう話を滔々としてやらないと理解できない子が増えてきたします。

確定的なことは言えませんが、やっぱりあのコロナの3年間が、子ども達のコミュニケーション能力を大きく下げてしまった気がします。子どもたちはよく喧嘩しているし、よく言い合いをしています。裏返せば、絡みたくて仕方がないわけで、適切な時期に適切な子どもらしい関係性を経験できなかったのかな？と思います。

よって、だいぶ「幼い」子が多く見られます。スポーツとかで上下関係や礼儀などをビシッとやられている子は逆に大人びて見えます。極端に幼い子とが増え、若干大人びた子がいるので、そのギャップが体感３学年くらい違う感じ。最近は同教室に6年生と3〜４年生がいるイメージです。

また今年も「生徒のおしゃべりが止まらない」「うるさい」という問題が発生。コロナ以降、頻発するこの問題は、かつて進学個別桜学舎には全くなかった問題です。

ストレスフルなのか、ふだんのつながりが希薄だった反動なのか、コミュ障なのか……　そういう傾向が全体的にあるイメージ。

「学校もそうだよ！」という声はよく聞く。そっか、学校がそうだから、塾でも同じ行動をとるのか！という理解をしていますが、積極的発言が良しとされるのも考え物だなと。空気を読まなくていいってのも、考え物だなと思います。

学校では「話し合い」で学習することが多く、先生の話を聞くという場面が極端に減ったそうです。ゆえに、学級崩壊しているケースも多いようで、我々は「なぜ子供たちが躊躇なく授業中に私語をするのか」は、ほぼこれで理由が分かったように思います。

優秀な先生たちが「生徒指導」をしなきゃいけないのは正直大変です。時給には含まれないと言われるとそれまでの案件です。ご家庭のご協力を、昨年同様仰ぐことになりそうですね。

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