10月26日（土）～27日（日）、計４公演の演劇「Be Happy」、ご来場・ご観劇頂きました皆様、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

中学受験生を持つ２人の母親と、人情味あふれる熱血漢の塾の先生という登場人物わずか３人による舞台。本当に難しいお芝居だったと思いますし、確かにあまり楽しいテーマではない演劇ですが、大変多くのお褒めの言葉を頂き、本当に言葉にならないほど嬉しく思っております。ありがとうございました。

詳しくは動画の中でお話出来たらと思っておりますが、今はただ、日常の世界に戻って激務に復帰しているばかり。明日もミーティングに面談面談面談……

「塾屋が何で演劇なんてやってんだ？」

とおっしゃる方もいるでしょう。その通りなのですが、内容、見て頂きたいのです。
いくら言っても、いくら書いても伝わらないことってあるんですよね。いくら説明しても分かって頂けないことってあるんです。いや、分かって頂けても、変わって頂けないことがあるんです。特に大人です。子どもはね、変わるんです。根気よく言い続けていけば。一番変わらなくて困るのは大人。

だから、大人に見て欲しい「エピソードトーク」を可視化して、ストーリー仕立てにして見せるという、ある種の「実験」をしてみたかったのが、個人的な狙いです。これは本当に狙い通りで、皆さんからいただいた感想には、

「自分の姿を見せられたみたいでぞっとした」
「子どもの受験の時を思い出して胸がぞわっとした」
「最後のシーンは涙が止まらなかった」
「嗚咽しそうになって大変だった」

などという感想がたくさん寄せられました。２人のお母さんに自分を投影して、改めて客観的に振り返った方もいるでしょう。教室長・モガＴの言葉に胸がふるえた方もいるでしょう。一つひとつのエピソードに意味があり、狙いがあって、伝えたいことがありました。どこかしらで何かを受け取って頂けたら、原作者としてこの上ない喜びですし、実はもっともっと伝えたいことがありますので、この先もしかすると続編を書くかもしれません。

感想の中に、
「子どもの姿が出てこないのは、『中学受験は親の受験』ということを象徴する装置として秀逸だった」
という解釈をして下さった方がいました。感動しました。そうか…と。

「結愛ちゃんのその後が気になる」
という感想も頂いたので、中学校に行った後の結愛ちゃんの人生を考えてみたいと思います。

モガＴの「少しずつ手を離してくださいね」「自分の受験をしてきなさい」というセリフも、かなり多くの方に刺さったようです。そして合格発表のシーンもね。

原作者でありながら、通し稽古で１回、ゲネプロで１回、本番で４回。
全部泣きました(笑)
いやね、合格発表のシーンは、泣くんですよ。私たちは毎年毎年、泣くんです。本物のシーンで泣くんです。感動もしますし、悔し泣きもします。生徒に感情移入150％くらいで行きますからね。バリバリに泣きます。２月１日は教室中蜂の巣をつついたようになります。

中学受験ってスゴイですよね。２年も３年もかけて、６年生の２月１日の午前に全てをかけるわけですからね。たった１日数時間の試験のために全力を尽くす。こんなスゴイ経験はないのです。だからこそ、必死にもなるし、大人も迷ったり、手元が狂ってしまったり、おかしなことになることもあるんです。そういうものです。客観的に、冷静になることが大事。そんな一助となればありがたいです。

このプロジェクトにお付き合い頂いてしまった、自由塾町屋教室長のブラボー先生（主役！）、本当にありがとうございました。まさかこんな大作になるとは夢にも思わなかったでしょう。でも流石元俳優！凄いわ。ビックリした。

愛美役のあべなおこさん。初舞台ながらこの度胸、敬服しました。スゴイ。これ、舞台続きますね、きっと。

脚本の野月さん。社員なのに仕事の傍ら原作を脚本化して、演出して、素人劇団を引っ張っていくのは大変だったと思いますが、本当によくやってくれました。ありがとう。公演実現しましたね！

演技指導の大野さん、廣岡さん。本当に本業ありながらありがとうございました。ご飯程度でしかお礼が出来ませんでしたが、本当に役者たちの急成長はあなたたちのおかげです。この演劇が成立したのも。感謝しかありません。

照明の瀧島さん。素晴らしいタイミングとこだわりの照明、流石でした。素晴らしい！またどこかでご一緒出来たら本当に嬉しいです。

撮影隊の皆さま、お手伝い頂いたりお＆りおママ、朱島さん、わざわざカメラ担いできてくれた橋口さん、みんなみんなありがとうございました！

そして、香織役の亀山としみさん。
まさかね、旦那が書いた原作を、妻が演じることになるなんて。でも、いろいろな人生がある中、こんな特異な、そして素晴らしい人生を共に歩めていることは、本当に幸せだし、誇りだし、最高の人生のパートナーと出会えた奇跡に、いまだにいまだに、感謝しています。ありがとう。

こんな素晴らしい経験したら、人生が短くなってしまいそうですが、意外にこういうやつに限ってしぶといものです(笑)　これからも、一体何をやり出すのか分かりませんが、きっととんでもないことを続けていくのだと思います。でも、子どもの前では学芸会はやらないのです。本気のものを、ホンモノを見せる、これが信条。ゆえに合格祝賀会もライブハウス貸し切りとかにしているのですよ。

最後に。
公演中しばらく留守にしていましたが、しっかりイベントまで成功させて、教室をガッチリ守っていてくれた社員の皆さんありがとう。あなたたちがいたから、今回の公演が出来たのです。もう頼りになりますね。すごいや。

皆々様に感謝を。ありがとうございました。

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