「どう考えても…だろ？」
「ふつう…だろ？」

という口調でものを語る人はいるものです。
ところが理論上そうなることも、かなりの確率で現実ではそうならない。だから、「ボクの考えた理想の◯◯」みたいなこと言うヤツぁ、

「ものを知らねぇな」
とか、
「経験からモノ言ってねぇな」
と思ってしまうことが多い昨今です。

私は大変不勉強なので、学問的なことはあまり詳しくは言えません。なので、「経験」でしかものを言えないタイプの人間です。 ただ、「経験」は「事実」「真実」でもあるので、かなりデカいなぁと思います。経験に勝る説得力はないですからね。

先日も、ある人から

「全てのエピソードが強すぎて敵わないっす」

って言われました（笑）

そう。 経験ってスゴいものです。
そもそも、バイトしていた塾の塾長が急逝してその後を引き継いだのが私の塾人生の始まりだし、直後にほぼ無一文になってしまって、女性にお世話になったり（笑）

はたまた、塾が入っていたテナントビルの大家さんが夜逃げしたり…
このご時世、「夜逃げ」って見たことありますか？　私は目の当たりにしました。ビックリしましたよ。幼い子どもの育児放棄も見たことがありますし、もう無茶苦茶。

そうそう、塾の地下がフィリピンパブになっちゃったこともありました。もうどうなるか超心配でした。

新教室にチャレンジして、3回も潰しました。しんどかったなぁ。
超大手塾の法務部長と戦って引き分けたこともありました。こっちは素人が素手で戦いましたから、結局実質は負けですけど、形的には「手打ち」にまで持ち込みました。

結婚を機に千葉の塾閉めて東京に引っ越したり、その後、塾の数軒先で菓子店やカフェやったり、もちろん何度も何度も不動産屋と戦ったりしました。

ああ。1億円規模のプロジェクトのプレゼンを都でやったこともありましたね。あー、いろいろ思い出した。そのプレゼン、人材会社と組んで業界活性化プロジェクトをやるって話で、有識者という人たちの前でやらされたんですが、あの有識者って何なんですかね？

「私も塾講師やってたけど…」なんて偉そうに上から目線でいろいろ言われました。は？所詮バイトだろ？（笑）なのに知った口きくんだよなぁ（笑）

「塾に就職する人なんていないから無駄」って言われたな。

今や、教師より塾講師を目指す若者が増えたなんて報道があるくらいですけど、我々街の塾界隈は相変わらず人手不足。あのプロジェクトを潰した奴らは今頃悠々自適なんだろなぁ。 まったく。

ただ、世の中を変えたり動かしたりするような仕事をしている人の凄さは、かじってみただけでも分かります。あのプレゼン準備はホントに大変だった…

そりゃ大変な経験はしてますよ。個人的にも多々（笑）
わりぃけどね。
経験が違うんです。全然。もちろん、エリートサラリーマンみたいに、何億ものプロジェクトを動かしたり、チームワークで仕事をしたりはしたことがないかもしれません。でも、普通見たことないとか、ドラマの世界で見たことがあるような経験を私は結構しています。

人に歴史あり。
ナメちゃいかんですよ（笑）

【小さい塾なのでお急ぎください！　進学個別桜学舎／上野桜木教室＆入谷教室】