そう言ってこれを書いてしまう筒井康隆は大好きです(笑) アフリカの爆弾やオレに関する噂などなど、面白くかつ実に鋭く人間観察をし、どぎつく問題点を抉り出すのが得意な筒井氏。一時の断筆、俳優転向、再執筆と、彼もまた「アホ」な人であるのですが、この「アホ」というのは本当に多いのだなぁ… と感じましたし、自分もそのアホの一人であることをハッキリと認識しました。
「親類・友人を仲間にするアホ」
とは正に私のこと。家族経営や友人との会社経営などは、身をもって難しさを経験していますが、彼は一言「アホ」とばっさり斬ってしまいます。
「成功の夢に酔うアホ」
も私のことかな?(笑)
彼の主張は、何も人を揶揄して終わりではありません。要はもっと地に足つけて考えようや…とうことであり、その「アホ」の構造をよく知り、やめましょうという趣旨の話。
アホにならないためには、まずアホを知ること。
私も気をつけねば。そういう意味でオススメの本。面白かったし、身につまされました。
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