記憶のメカニズム2

 ところが、生徒の日頃の勉強方法を見ていると、その場しのぎの短期記憶に終始している人がほとんどです。英単語の小テスト、漢字テスト、理科や社会の暗記テストを行うと、その日の塾に来る前に必死で覚えたり、それまでは全く勉強しないで授業直前に覚えていたりします。大抵そういう子の言い訳は、「忘れちゃう」というもの。この時点で目的が「入試対策」ではなく「塾のテストに受かること」になってしまっています。目的を見失っていますね。

 確かに直前に勉強することである程度の点数をあげることはできます。しかし、そうして得られた記憶はあくまで短期記憶ですから、それが長期記憶には移行しません。つまり、小テストが終わった後にはきれいサッパリ忘れてしまうので、またゼロからのやり直し。無駄な勉強です。

 その場しのぎの勉強をいくら積み重ねても、それは「積み重ね」にはならないのです。この短期記憶を長期記憶に移行させるにはどうしたらいいのでしょうか。
-------------
「さくらのまなびやNeo」
http://ohgakusha.blog.shinobi.jp/
へお引越し中です!
-------------

関連記事

  1. 船頭多くして

  2. 中学受験の勉強時間

  3. 「教えてもらえば出来る」という幻想

  4. 【ガチ高校受験】中高生、ガチ勉強するならこうやれ!

  5. 勉強をマニュアル化してはいけない

  6. 英単語>英文法

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

塾長ブログ

2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930