自分が動けば、空気も動く

 待っていると、たいていチャンスは逃すものですし、ラッキーは起きません。世の中にはとんでもない幸運をつかむ人間がいますが、それはただ単にボケーっと口を開けて佇んでいたわけじゃないのです。常に何かしらの努力をし、何かをつかもうとしてもがいていた人間であることが殆どです。それが正しい努力のもとに行われていたのかそうでないのかと違いはあるでしょうが、少なくとも何も考えず、ボンヤリしている人間にはなかなか幸運はやってこないものです。

 我々はそれを常に「ビジネス」の面で指摘されますし、それを悪用されて、上手いこと相手の言いなりになってしまったこともあります。世の中には色々な業者がいて、良いものばかりが世間に流通しているわけじゃないのだという勉強をたっぷりとさせて頂きましたし、相当高いお月謝も払ってきました。コワイコワイ…(笑)

 しかし、とにかく自分が何もしなければ、自分の周囲には何も起こらないというのは真理でしょう。面白いほどに、自分が停滞し、自分が動かない時は、周囲も動かないものですし、自分をとりまく環境も変わらないものです。ところが、裏返せば、自分が意識を持って行動を始めると、物事は驚くほど好転したり、またとないチャンスが巡ってきたりするものなのです。

 卑近な例を挙げれば、つい先日Leptonの全国研修大会に京都まで出向き、英語授業の運営とLepton教室の運営について勉強をしてきました。13時に開始されて、終了したのが19時頃。わざわざ京都に出向いたのも、やはり何か全国の塾から学びたいと思ったからで、刺激というか新しい風が欲しかったわけです。成果は上々、同行した吉田と青屋も、桜学舎以外の新しい環境を目にし、思いも新たになったり、新しい発想が生まれてきたようです。私もいろいろ新しいことを思いつき、やるべきことを増やしつつあります。

そんな時、せっかく我々は「マレーシア」という海外コンテンツを持っていながら、最近はそれを生かし切れていない…ということに気づきました。Leptonで英語をしっかり勉強して、マレーシアの「プチ留学」を提供できれば、またまた新しい展開が考えられるし、何よりグローバル社会で活躍する子どもを育てることが出来るし、これから「時代が来る」であろうアジアへ目を向けることも出来る、そんな貴重な体験学習が出来るのではないか… 「忘れていたなぁ…」と思いを新たにしたところ、その翌日、マレーシアの友人から久々に「Dinner OK?」とLINEが入って来ました? やり取りすると、今月久々に来日の予定があり、上野に宿泊するからご飯を食べようとのこと。以前、プチ留学企画を実施していた時に、現地コーディネートはすべて彼らに任せていました。その彼らの方から来るなんて… しかも久々に…

こういうことは過去何度も何度も経験してきました。
自分が動かない時は、周りも動かないのですね。
自分が動くと、周囲の空気も動きます。これと同じで、まずは自分が動くこと。自分が何もしないで、棚から牡丹餅は落ちてこないのでしょう。

「天は自ら助くるものを助く」
という言葉の通り、自助努力がまずあるべき。
受験勉強、自分の進路、成績、全て同じことが言えるのではないでしょうか。まずやってみる、まず自分で動いてみることが重要。そうすれば、救いの手が差し伸べられることもしばしばです。

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