改革が進む

今週はいろいろ忙しく動いていました。いろんなことがありました(笑)
そんな中、水曜日には芝浦工大中高へ行ってきました。
何名か縁のある生徒がいたり出身者がいたりして注目してみている学校の一つ。総合進学校を目指すのではなく、あくまで「理工系」に特化しているところが、またこだわりがあって面白い学校だなぁと思っています。

そんな芝浦が2年後に大変化すると発表がありました。
まずは、校名。現在は「芝浦工業大学中学高等学校」ですが、これを「芝浦工業大学附属中学高等学校」に変更。小さな変更ですが、グループ校の芝浦工大柏中高は地元の需要もあり、総合進学校になっているところもあり、理系総合の学校でもなく、あえて「理工系」に絞った学校であるという特色をより鮮明にするため、また芝浦工業大学への進学を念頭に置いた学校であることを打ち出すために、「附属」と銘打つのだそうです。 

次に移転。現在は都営三田線の志村三丁目か埼京線の浮間船渡駅が最寄ですが、2年後には有楽町線・ゆりかもめの豊洲へ移転します。至近距離に芝浦工大の豊洲キャンパスもあり、高大連携が期待される土地。最先端の素晴らしい校舎ができるようです。

そして移転時から、高校で「理工系女子クラス」を1クラス分募集を開始するということです。これも大きなチャレンジだなぁと思います。単なる理系ではなく、あえて「理工系」の「リケジョ」を育てるのが目的のようで、芝浦工業大学への進学を見据え、将来の研究者を育てていきたいとか。中学から募集すると理系ではない子が来たりするので、ある程度進路が固まった女子を高校からというお考えのようです。

最後に中学入試の科目変更。4科目入試を算数・国語・理科の3科目へ変更し、配点と時間を多くするということです。算数60分120点、国語60分120点、理科50分100点配点と発表がありました。来年ではなく、再来年からです。

楽しみな学校の一つですね。
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12さて、もう一つ学校の話題。
日本橋女学館中高が埼玉の開智学園とグループ校になり中学校から「開智日本橋学園中学校」として再スタートを切ったのはこの春のこと。以前よりもかなり注目を浴びるようになり、入学した生徒も多かったようですが、日本橋女学館には柏市に「日本橋学館大学」という大学がありました。共学化に伴い「女学館」ではなく「学館」大学になったのですが、なるほど、この存在を私たちは忘れていました。

が、今日。お手紙・ご案内が届いており、何と、日本橋学館大学は「開智国際大学」と名称を変え、中身も「教員養成系(申請中)」と「国際系(構想中)」の大学になるそうです。スケールメリットではなく、「スモールメリット」を生かした、きめ細かな教育を目指すとありました。なるほど… 中高から開智の教育のポリシーを通し、大学でも「考えさせる教育」を実践する、そしてその考えさせる教育をしっかり熟知した教員を要請して、開智の教育をまた広めていく… すごいスケールの話だなぁ…と、案内を見ながら感心していました。

残念ながらこれで、数年後には「日本橋女学館」という伝統のある名前は消えることになります。辛うじて「開智日本橋学園」という部分で日本橋だけは残りますが、ちょっと寂しい感じもしますね。ただ、時代は動き、流れていくものです。新しいものになることはいいことでしょうし、リニューアルして現代に合ったものに変えていくのも時代の要請なのでしょう。

今月はまだ私が注目している学校がいくつか説明会を開きます。このところ大変多くの学校にご案内を頂くため、かなりの数の説明会を欠席で出させていただくしかありません。まだ行ったことがない学校や、桜学舎から受験する生徒がいそうな学校、また今年合格者が出た学校などを中心に行くようにしていますが、とにかくびっくりするくらいのご案内を頂きます。学校の先生方、申し訳有りません。でも、人的資源が限られておりますので…

その中でもいくつか、是非伺いたい学校の説明会には行きますので、足で稼いだ生の情報を桜学舎の生徒にはお伝えしたいと思っています。 

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