個別指導塾講師はブラックバイトなのか?

個別指導塾講師はブラックバイトだと、最近マスコミが書き立て、報道しています。
報道の限りにおいては、そんな酷い塾があるのか?とも思いましたし、某大手さんがユニオンと団体交渉をしているという報道も出ましたので、相当こちらも気をつけねばならないなぁ思いました。

実は、そんなそばから、先月も上野労働基準監督署へ出向いて労務管理のセミナーを受講してきたばかり。また社会保険労務士の先生をお招きして、やはり労務管理についてのご教授を頂いてきました。最近これがクローズアップされてきたのは、もちろん労働環境の改善は当然あるものの、過払い金請求の仕事が尽きてきた次は弁護士が労務管理をターゲットにすると言われていたのもあるんでしょうかね(笑)意地悪な見方ですけど。

先日も、 「NHKのクローズアップ現代」で塾講師や居酒屋などのブラックバイトの件を特集していました。当然気になるから見ました。

ああ、確かにこりゃブラックだわ(笑)

TVに出てきた塾講師は、その日は20時から22時半まで個別指導のアルバイト。しかし、テスト前には深夜残業で帰宅時間は翌朝5時。週5でアルバイト勤務をし、自分の勉強どころではないと言います。辞めたいと言ったら代わりの講師を見つけてこいと言われるし、翌朝までの残業代も出ない…

いや、確かにね、こんな経営者がいるから、ブラックとか言われちゃうんですよね… いやぁ、見ててかえって清々しい気持ちになりました。
「こいつらとは次元が違う」と。

うちも100%ではないけれど、頑張ってる方だと思いますよ。
授業終了後、不必要に残っている必要もないようにしているし(残ってくれる子もいるけど…)、 本人にも毎月給料締めをさせて、双方で確認しながら給料支払いをしているし、講習時のオープン・クローズ当番も手当付き。おかしなところが出ないようにしてますよ、そりゃ。

待遇だって、講師間で情報交換できる独自のSNSを立ち上げてあるので塾長以下情報が平等に伝達されて風通しを良くしていますし、別に時間割システムも導入していて各講師が自分の時間割を確認できるし、代講はルールにさえ従っていれば基本的に許可しているし、留学や旅行などのお休みもみんなで協力して代講できるようにネットワークを作っているし、講習前にはミーティング&懇親会、さらには講習時はお昼休みをまたぐ講師(希望者)にはお弁当支給(支給!)、夜の小休止にも軽食を。父母からの差し入れは基本的にみんなで分けるし、イベントごとにもちゃんと全て手当をつけています。
 
もちろん足りないところもありますが、頑張ってるし、講師には気持ち良く、やりがいを持って働いて欲しい。で、今夏から待遇も大幅改善します。大幅なベースアップをしますし、超過勤務も出ないように。そもそも毎年講師とは契約更改してますしね。

ブラックとか言われたら、けったくそ悪いんで、言われないうちからちゃんとやる。そういう心がけで頑張ります。もちろん設立以来労務問題でトラブルはゼロ。

ですから、結論として、 「個別指導塾講師はブラックバイト」なのではなく、ブラックな塾がこの世には存在するということです。もちろん塾だけでなく、いろんな業界には善良な人たちが多いけれども、悪い人たちもいるってことです。誤解のないようにして欲しいものです。

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