「成長の歪み」とコミュニティとしての塾

やっぱり出てきた「成長」の歪み。自分でもわかっています。
 
分かっていたけど、どうにもこうにも私たちの意識が追いつかない状態で、やっぱりなぁ…という感じになってしまいました。そう、やはり一歩一歩しか成長できない私たちの体制なのに、急激に二歩三歩と進んでしまったので、私たちも体がついていかないし、体を引きずるような感じでヘロヘロと仕事をしている感じ。お陰様でそれでも増える生徒。ちょっと自分で思っている理想という状態にはなかなか届かないようになってきました。いや、マニュファクチュアでやっていた頃のまま大きくなったので、システムや私の理想と現実にギャップがあるように見えてしまうのでしょう。

そりゃいくら何でも曲がりなりにも27年これで飯を食っているわけですから、そこらの若い塾や門外漢が経営する塾なんかには負けるわけはないのですが、私の理想と現実のギャップがある、もっと言えば、桜学舎はもっと高みを目指しているということでもあるのですが、そりゃそうだよね…という現実にもぶち当たっています。
 
一番気にしていたことが現実化したのは、ここ続けて2人が、「塾が寂しい」と言ったこと。まずもって今までの桜学舎ではありえなかったことです。学校は行きたくないけど塾は毎日行きたい… そういう子ばかりだったのに、どうやらそうでもなくなった様子。よくよくインタビューしてみると、なるほど。
最近は地元の学校のみならず、遠方からもおいでになったり、同じ区内でもちょっと離れた学校から来ている子もいます。そういう子が「塾に友達がいないから寂しい」と。なるほど。

去年あたりまでは、学校とは異なる「塾友」が出来て楽しくてしかたないみたいです…という話をよく聞きました。でも、今年はそうでもないみたい。私たちも生徒の間に入ってワイワイということが少し減った気がします。変わったという意識は全然ないのですが、そりゃ対応する生徒が増えれば、一人当たりの割合は減りますよね。体がいくつあっても足りないですから(笑)
 
昨年から比べたら、冷静に数を数えると、4割ほど生徒が増加しています。大きな塾の先生なら屁でもない数なんですが、ウチみたいな零細からすると、よく考えたら結構な割合なわけで、まぁ「成長の歪み」が出てもおかしくないんですね。
 
だから生徒募集に制限をかけたわけですが、それでも皆さんHPなどを良く読んでくださっていて、ちゃんと条件のかなった方が入会に来て下さいます。先日も… こっちが「ああ、条件あってるわ…」と舌を巻くほど。
 
忙しさにかまけて、怠けていた「イベント」を再度やらねばなりません。
理科実験しかり、How to study講座しかり、そのほか遠足に行ったり、楽器を持ち寄って遊んだり、来月はクリパがあります。

学年を超えて、勉強を超えて、塾に友達ができたり、塾が楽しい場所になるためのイベントをサボってたなぁ。もう一度いろんなことを考え直しだなぁ。そう、マレーシアも行かねばならないのですが、いやぁ、体がもつかなぁ?(笑)原点に戻りつつ、もう一度塾内の再構築をせねばなりませんね。

と言いつつ、進化も止めない。
体がぶっ壊れそうなほど仕事してる気がします(笑)
脳内労働の激しさMAXです!
ただ、一つだけわかったこと。
それは、もう「私たちの桜学舎」ではなく、「みんなの桜学舎」になってきたということです。すでに一つの「コミュニティ」として運営すべき塾の規模になってきたということなのでしょう。考え直して、意識を変えるべきなのは、実は私たちなのだと思います。桜学舎の求める理想は高すぎるのかもしれませんが、まだまだその先へ進んでみたいところが多々有ります。頑張ります。 

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