書き写しノートの威力

59書き写しノートをやらせ始めて、圧倒的に字が上手になった子、しっかり書けるようになってきた子が増えてきました。最初はわずか360字の書き写しに1時間以上かかる子もいますし、慣れない書き写しに戸惑う子もいます。でも、それはそれだけ「鍛えられていない」という証拠でもあります。やっぱりやらせてよかった! それは私が一番確信しています。
 
導入している「速読」と、オリジナルの「精読・書き写し」のバランスが、自画自賛ながら上手くいっていると思います。私たちの手間と面倒臭さはめちゃくちゃあるけれど、どの小学生のお母さんに説明しても、「いいですね!」と言っていただけます。オリジナルであるというところもまた、強烈なインパクトがあるみたいで、文章も「塾長が書いています」というと驚かれます。

書き写しの構想はもうかれこれ3年前ほどからありました。どうしても国語が壊滅的に出来ない子がいて、その子にテキスト文の一部を書き写させたのが最初です。その時は、劇的とは言わないまでも、かなり効果があるなぁと実感しました。結局、「精読」できてないのが原因なのですよね、国語が出来ないっていうのは。国語が出来ない子は、とにかく言葉を大切にしません。だから、一字一句間違いなく書き写させるというのは、やはり意外に効果があるのだとわかったのです。

しかし何を書き写させるかが問題でした。新聞もやってみましたし、テキスト文もやってみましたが、結果的には「自分たちで作るしかない」という結論に至りました。以来、ずっと私の「リマインダー」に入っていたのですが、忙しさにかまけてなかなか実行できなかったのです。

印刷デザインを手がけることができる社外スタッフ(と言っても教え子にして元講師)がいたので、お願いしたらすぐにできたのが書き写しノート。文章は私が長年書き溜めてきたブログやコラムを精選して推敲して加筆修正したものを使っています。特に子供達へメッセージ性の強いものを選んでいます。
 
既製品や有名ブランドのものを求める人も当然います。そういうのじゃなきゃ気が済まない人もいます。でも、何となく今は、大量生産されたものに飽きたり、疑問を持ったりする方も増えてきているという実感。そういう方の選択肢として桜学舎を挙げていただいている気がします。

他所は他所。
でも、ウチはウチ。

ウチのやるべきことや、ウチが正しいと思っていることを「深掘り」して、磨いて、徹底する。そこに必ず信じてくれる方がいるんだと私は考えてます。それが今の評価に繋がっているのだ…と思いたい(笑)

まだこれからさらに武器がいくつも出てきます。生徒のためになるものをどんどん出していきます。
ご期待ください! 

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