うちの子

「うちの子が…」
と言うと、
「あら、先生のとこのお子さんはおいくつなんですか?」
と聞かれます。

あ、すみません、ウチの塾生のことです(笑)
残念ながら私たちには子どもがいません。以前はそんなことがなんとなく引け目になっていたこともありましたし、「先生は子どもがいないから、子育ての苦労は知らないでしょう?」などと面と向かって言われたこともあります。若い頃ですよ?(笑)

まぁ、そりゃそうなんですけどね。
最近は、そんなことを言われても全然言い返せるだけの積み重ねが出来てきました。
例えば中3の保護者にそんなことを言われたりしたら、
「子育てはしてませんが、中3は28年間、500人ほどは見てると思いますけど…(笑)」
視点が違ったり、立場が違ったりするだけで、その年代の子たちに関わっていることは変わりありません。いわゆる世間の「塾」とは違って、生徒を下の名前で呼んじゃうような場ですから、結婚式に呼んでもらったり、就職の報告に来てくれたり、そんなおつきあいをしている子もいます。また親御さんとは違った視点で子育てに参加しているという意識は持っています。

それを表してしまっているのが冒頭の「うちの子」なんだと思います。
私たちにとって、塾生はカワイイ我が子と同じ。今日こんなことがあったとか、こんなカワイイことがあったとか、そんな話をスタッフでよくしています。生徒がカワイイと思っていなければこの仕事は続きませんからね。

子どもがいないから、教育や子育てはよくわからんという方もいるでしょう。
けれど、子育てとは社会全体の問題。親御さんは子育てをしているだけでもうその責は果たしているのだと言う先輩がいました。なるほど。子どもがいないから関わらないというのは不公平。子育てをしていない人間ほど、子育てに参加しなきゃいけないよと諭されたことがあります。なるほどなぁと、これもまた納得しました。子どもがいないからこそ、子育てに関わるべき。そういうつもりでこの仕事を全うしなきゃいかんなぁと、その頃から思うようになりました。

今年もたくさん「うちの子」になってくれた生徒がいます。ありがとうございます。
ちょっと生徒が多すぎて、間に合ってないところが出てきていますが、頑張ります!

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