卒業生が次から次へと

先日、教室へ出勤すると、目の前にかつての教え子がいました。
ああ、いっけね。
そういえばこの子から、相談したいことがあると言われていて、訪問日を打診されていたのだけれど、入試だ祝賀会だとバタバタしていたのでちょっと待ってとお願いしてそれっきりになっていたんだ…

「今日休みだったから、来ちゃった」
とな(笑) 聞けば、いろいろ人生上の動きがあったようで、実家へ戻って何やら画策している様子。実は「勉強」を教えることは本業ですが、ある意味私は会社経営を20年以上やって来ているわけで、義弟のお店にも経営で関わり、以前の塾を運営していた会社は現在私の個人事務所的になっていますので、実は3社の経営に関わっていることになります。大きなことは出来ませんし、そんな実績もないのですが、小さな会社を存続させることだけは実績とノウハウがあります。そんなことで「ビジネス」のアドバイスをその子にはして、「業界あるある」もたくさん教えて差し上げました(笑)

「いきなり店舗に高額をかけてもすぐ潰す」
「通信販売を始める前に、コネで商品を全て売りつくす経験をしろ」
などなど。素直によく聞いて勉強してくれる子なので、きっと頑張ってくれることでしょうね。もうそんな彼女も33になるとか。

彼女はひとしきり話をして帰っていったのですが、その10分後くらいに「こんちわ」と入って来たのは、何と、その彼女と同じ代の卒業生講師。

「何だよ、いままであいつ居たんだよ」
「マジすか!?」
って会話。えーーー!?
示し合わせてたりしないのに、同じ代の子が連続で。仕事の様子も聞きながら、昔話もしながら、長い滞在になりました。

ちょっと前は結婚式ラッシュだったり、子ども(赤ちゃん)を連れてくる子がいたりと、最近の桜学舎は賑やかです。30を超えても訪ねて来てくれる教え子がいるというのは本当にありがたい限りですし、教師冥利に尽きると言っても過言ではありませんね。教師じゃないけど(笑) 帰ってくる場所があるというのも良いことなのでしょうし、子供のいない我々には、みんな自分の子供・孫みたいな感覚です。

塾って、こんなところでしたっけね?(笑)
残念ながら私は塾の先生とこんな関係を持つことは出来ませんでした。不思議なものです。

「ハッキリ言って、講師が自慢です」

という大手の予備校のキャッチがありましたが、

「桜学舎は、卒業生が自慢です」

といったところでしょうか。皆頑張って立派に働いていますし、子育てもしています。
これからまだいろいろあるでしょう。まだまだ独身の教え子も多いですし、転職を考える子もいるでしょう。そんな時、ふと思い出して立ち寄ってくれることが何より嬉しい。

私たちの会社名は、「株式会社VISITUS(ヴィジタス)」です。
「Visit us」、つまり「どうぞお訪ねください」という意味。何かあった時にお訪ね下さいという思いが込められた社名です。社名に沿った仕事しかしないという信念もあります。

小さな力ではありますが、関わった子たちの幸せにつながる活動を続けていくことが我々のミッションだと思っています。 

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