よそ様のお話

6月1日。
調整休講でお休みを頂いている朝。
日本経済新聞やら何やら、いろいろとドカドカ報道が流れて来て、あの「やる気スイッチグループ」さんがファンドに身売りをしたというニュースにビックリ。

へぇぇぇ。
大きなファンドさんに株式を譲渡し、この先上場を目指すということのようです。どうも、完全に売り抜けたということじゃなく、より上場に近づくための方策というか、よく練られた作戦なのだろうと思います。

それにしてもファンドが塾に投資するというのは意外でした。まぁ大きな塾さんですし、全国展開されている一大企業ですから、それなりの目標や到達点があるんでしょうね。それにしても、ちょっと前までは「斜陽産業」だなどと言われ、ゆとり教育で塾は潰れるとか、少子化で先が望めない産業だとか、散々言われていました。もっと前には文部省は塾というものの存在すら認めなかった時代があります。そんなものがこの世に存在するとは認識していないという、完全無視っていう時代があったのです。

時代も変わるものですね。
何せ、前々の文科大臣は学習塾ご出身ですし、我々の組合の初期のメンバーであったと伺っています。様々な私立学校が塾を対象とした説明会を開いたり、 近年では公立の学校ですら塾対象説明会を実施していたりします。学校の中に塾を招き入れるというのも隔世の感がありますし、世間でももう既にひとつの「産業」として成立してしまっているんだろうとも思います。

まぁ、業界としてはいろいろな課題も内包していますが、それでも塾がファンドに投資され、上場へなんて話は、まだ塾業界も捨てたものではないのかな?と感じます。何せ、マーケティング面からシビアな目で見て投資をかけるファンドが塾へ投資するわけですから、それなりの勝算あってことでしょうしね。

まぁ、正直に言いましょう。
あっしには、なーんの関係もない話でござんす(笑)

下駄で踏みつけようとしたら、歯の間に挟まってしまうような、そんなちっぽけな塾にとって、ファンドも上場も、口に出すのもお恥ずかしい限りのナリの小ささなので、偉そうなことなんて1ミリも言えないんですけど(笑) でも、景気のいい話だなぁと思って、ついつい口を滑らせてしまいました。

変な言い方かもしれませんが、大手や中小・個人にかかわらず、塾の発展はどこでも喜ばしいことだと思っています。ぶっちゃけ、大手さんが繁盛するとウチが廃れるってわけでもないんです。大手さんに行く層の方は桜学舎には来ません(笑)大手さんと天秤にかける方はほとんどいませんね。大手じゃないところを探している方の中での選択になるんです。大手を考えている方は、桜学舎なんて…って思われていると思いますよ?(笑)

ですが、塾というところで勉強する「空気」が広がっていくと、またうちのような小さなところにも波及効果ってものがあるものです。だから、他所が頑張っているという話題はとてもいいことだと私は個人的に思っています。話題にも上らないってのはむしろマイナスだと思います。ちょっとだけ塾が完全無視されていた時代を知っている者としては、塾が話題に上ることは嬉しいものです。

桜学舎は、地元にベッタリ。できる範囲も限定して、できないことはやらない、そういう方針で小さく小さく、足元固めて進んで来ています。まぁスタイリッシュでもなければ、見事なシステムがあるわけでもないですし、地道に進んで来た塾です。

よそ様はよそ様なので、いいことはお祝いし、勉強させていただくだけなのですが、こういう話を聞くと、同じ方向にはいかないものの、頑張らなきゃなぁと思います。それだけでも私には良い効果を与えてくれたニュースだと感じています。

ということで、6月1日。
今日は授業がありません。休校ですからお間違えなく! 

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