がっつかない

先日、ネットの記事で、歌手で俳優の及川光博さんが芸能界で長く生きていくコツは「がっつかないこと」だとおっしゃっていたのを読みました。なるほどなぁ。

彼は記事中、こうおっしゃっています。

「欲をかきすぎると足元をすくわれる。常に分相応の幸せに感謝しつつ、ちょっとだけハードルを上げて、自分への負荷をかける。何でもかんでも手に入れようとすると、欲の深さが顔に出る」

私には密かに尊敬する塾業界の大先輩がいます。私は教えられることばかりで、本当にすごい方だと思っていますし、そんな方が私に話をしてくれるというのもありがたいことだなぁと思っています。普通なら話すのもおこがましいような方ですから。今は大きな塾の代表。その手腕も本当に見習いたい。けど、自分にはできないだろうなぁなんて思いつつ、いつもいつも注視してしまう方です。

その大先輩も、やはり塾が大きくなり、スタッフが多くなり、また新たなステージの学習を繰り返して行くことによって、どんどん「実るほど頭を垂れる稲穂かな」状態になっていきました。常に「感謝」することを説き、自己研鑽とおっしゃいます。多くの人に見られる仕事をするということは、芸能人でも社長でも変わらないのだろうなぁと思います。

私も、吹いて飛ぶような規模の会社ですが、一応は社長です。最近はTV見ました!なんて言っていただけるようになりましたし、ちょっと街を歩けば知ってる方もいらっしゃいますので、やはり人に見られる立場。ゆえに、欲深だったり横柄だったりしたらすぐに見られてしまいます。今の状態に感謝をし、謙虚に、真面目に仕事をして行くことが求められているのだと思います。ゆえに「がっつかない」ことが大切。

桜学舎は、お問い合わせを頂いても、体験授業に来て頂いても、「入れ」とは言いません。こちらから「その後どうですか?」とも聞きません。ましてや「入会しませんか?」などという勧誘は一切しません。ただ、忘れられると悲しいから、教室通信をお送りすることはありますが、それしかしません。

一度資料請求したら、電話はかかってくる、メールは来る、下手をしたら自宅を訪ねて来るなんてケースもあるそうですが、そういうのは一切無し。つまり絶対に「がっつかない」のが方針です。そしてここまで来ました。がっつかないのは自信の裏返しでもあるのです。ふつう桜学舎を知ってしまったら来るでしょう?という自信です。そして来ない方はもともとご縁がなかった方と思うことにしています。

私も同じだよ。
及ちゃん。 
成城の同部活・同期ゆえに、大いなる共感を持ったよ。「白馬に乗った王子」と「ラクダに乗ったオヤジ」くらいの見た目の差があるけど(笑)、仕事への想いは下北沢で呑んだくれてたあの頃と何も変わらない(笑)
友人の記事をネットで見て、本当に共感するとともに、まだまだ老け込んでる場合じゃないなぁと己を奮い立たせました。がんばろ。 

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