新年度、意を新たに。その2

新年度になって、ひとつだけ大きく変わったことがあります。
それは塾長にとっての大きな転換点。

高3古文の授業から引退したということです。

引退。
ね?
いつまでもいつまでも、ずーっと子どもたちの前に立ち、授業を続けているものだとばっかり思っていました。でも、ふと気づくと、もうすぐ元号が変わって、そのあとすぐに51歳。自分で決めた早期引退の時期を超え(笑)、延長線で決めた時期も残り数年。実際は「無理だ!」ってなって、その後も塾に関わっていくのでしょうけれど、それでもやっぱり残された時間は無限ではないわけで、年齢的に、ある日突然… なんてことがあってもおかしくありません。私の先輩や友人たちも、既に急逝している人なんて何人もいますからね。


ですから、やり残したことがあってはいけません。
無責任なことも出来ません。
もちろん、家族を大切にしなければいけないところもあります。
年令とともに変わらねばならないところも出てくるものなのですね。

中学生の授業は昨年から既に引退していて、今春、高校生から引退。
小学生の授業だけ、寂しいのでちょっと出ていますが、今後は徐々に、自由に生徒と遊ぶ「変なオッサン」になっていく予定でおります。

とともに、塾の全体の設計を、今年1年かけて変えていくつもりです。
およそ10年前、妻がやっていた個別指導塾のスタイルを引き継ぐ形で桜学舎はスタートしました。もともとあったスタイルですから、ドラスティックに変化させるわけも行かず、ゆるやかに、ゼミを導入したり、映像授業を導入したり、コンテンツ系のものを取り入れたりと、様々な試みを続けてきました。

しかし、それは、家で言えば「増築」の繰り返し。
必要なところを増築で繰り返すと、機能的には問題ないものが出来るのですが、全体のバランスやデザインの悪いものが出来ることが多々あります。私は今、ちょっとそれを感じています。ですから、「建て替え」が理想ですけど、いきなりは無理なので、「リフォーム」を考えています。塾のシステムのリフォームです。

アイデアとその実現性については問題がありません。
タイミングとその上手な転換バランス。ここだけです。
でも、上手にやるつもりです。上手にできれば、かなりの効果が見込めます。理想とする教育が実現できるかも知れません。そして実は、今よりももっともっと塾が楽しくなるかも知れません。

考え考え進めますから、そうドラスティックな変化は不可能かも知れませんが、頑張っていきます。
あっと驚くこともあるかも知れませんよ。
しんどいけど、頑張ります! 

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