大きいニュースが飛び込んできました。
https://www.nihongakuen.ed.jp/nichi-blog/info/24537/
明大前にある日本学園中高が、2026年から明治大学の系列校になるということで基本合意をしたというプレスリリースが発表されました。日本学園というところもノーマークだったのですが、何とその名も「明治大学付属世田谷中高」に名称も変更となり、さらには男女共学になるとのこと。
こりゃまた大変なことになりそうです。
明治大学への内部推薦入試は2029年度からとのことですから、計算が間違っていなければ(笑)、現小5(2022年度小6)からが明大への推薦試験の恩恵に預かれるということになるのかと思います。もしそれが正しければ、2023年度の中学入試は評価が大きく変わるかもしれません。ただし、この時点ではまだ男子校ですよね?
2026年度から系列校化ということは、現小5が高校1年生に上がる年。つまり、この子たちが中学入試ではなく、高校入試で入学してくるタイミングで明治大学付属世田谷中高になるという計算になるかと思います。残念ながら現小5女子のチャンスは高校入試からということになりそうです。
もちろんこの評価が定まるのはもっと先なのかもしれません。
しかし、以外な学校が有名大学と提携することで全く評価の異なる大人気校に変わるというケースは、近年多く見られます。
例えば、埼玉県の青山学院大学系属浦和ルーテル学院中高。ガッツリと「青山学院大学系属」と冠をつけたことで、2018年入試では38だった偏差値が、2019年は41、2020年は51、2021年は55、そして今年2022年度入試では63にアップ! 何と4年で25アップ!なかなかの難関校です。
また、元日出中高だった目黒日本大学中高。50年ぶりの日本大学FC校誕生ということで一時期話題になりました。こちらも日本大学ブランドが付いたことで大人気に。2018年入試では36(ほぼ下が無い状態)だった偏差値が、2019年は43、2020年は47、2021年は51、そして今年2022年度入試では54! すっかり中堅校です。
付属化ではありませんが、香蘭女学校も立教大学とのつながりが強化され、推薦枠が拡大したり、入試日程が増えたことで受験生が増加し、2019年は60だった偏差値も、2020年は63、2021年は65、そして今年2022年度入試では67! これはもう難関校の域ですね。
東洋大京北もしかり、青山横浜英和などもしかりですが、これからも付属化して学校改革を進める、傘下に入るというケースが増えていくのでしょうかね?
この先、間違いなく日本学園は人気が高まることでしょう。
実は、系列校化ではありませんが、今後発表があると一番低いところから大躍進するであろう学校があります。私はいつ発表があるかと注目をしていますが、これは一大旋風を巻き起こすでしょうね。中学受験地図が塗り替えられることも考えられます。
これを認めたくない人も実は多いのでしょう。自分の過去の努力や栄冠を、そんな学校改革したくらいで評価を抜かれてしまうようなことがあってはならぬと、否定する方々も中にはいます。「あんな学校はダメだ」とか、「元々はあんな学校じゃないか」といった類の偏見です。しかし、時代の変化と共に、教育内容は学校の評価も変わっていきます。私の頃は某S中高なんて新設校で、寝てても受かると言われた時代(笑)それが今や超一流ですから、評価は変わるのです。
日本学園のこれからに注目ですね。
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