6958

いまだシャバに出られず困っている塾長です。10日の隔離は長げーなー。
いい加減イライラしてきます。もう元気なんだけど、隔離されているのは辛い。あと何日出ちゃいけないんだろ…

さて。

「6958」

これ、何の数字かお分かりでしょうか?
実はコレ、今年の夏期講習の総コマ数です。上野桜木教室が3774コマ、入谷教室が3184コマの合計6958コマ。夏期講習としてはなかなかしんどいコマ数です。もっとも、昨年度は中学受験生が非常に多い年度だったので、ゼミの人数も結構いましたので、もし同様に集まっていたら今年は本当にとんでもない数になっていたのだと思います。そんな中2度の私の戦線離脱に春の混乱が来たら、本当に大変でした。きっと少し手加減があってのこの数字なんだと思います。

しかしですね、7000コマ弱をこなすという事実は厳然と目の前に存在します。
ところが、この夏期講習のコマを変更してほしいという希望はかなり出ます。部活動の予定がなかなか出ずに苦労している子たちが、ぎりぎりになって「先生ごめんなさい」と部活の予定を提出してきて授業時間帯を変更するなんてケースはザラ。

「せっかく苦労して押し込んだのにぃ!」

って言いたくなるのですが、生徒たちも学校行事じゃどうしようもありませんよね。結局一からやり直しになったり、他の子と調整をしたりで、正直なところこの時間割の組み替えは本当に大変なのです。今週はこんなことでスタッフは全ての時間を使ったと言っても過言ではありません。一体どれだけの変更が出たんだろう? しかも、まだ止まりません。

ところが、私が非常に気にしているのは、

「先生、ここ、予定入っちゃったからキャンセルして振替して」
「ここに予定入ってたの忘れてたので、全部×にしてください」

などという、非常に安易なお申し出。これに関しては稀ではありますけど、あるんです。

そう、それで思い出しました。
その昔ですが、あるお母さんから、
「塾なのに、何で夏期講習が10時からなんだ。普通の塾は朝8時から開いている」
「仕事が終わってから迎えに行くので、夜の7時頃になるので、そこまで自習させておいて欲しい」

そんなことを言われました。とにかく朝早くから授業をしろと。まぁそんなこと言われても、無理なもんは無理なのでお断りしましたが、そうしたら、午前中から午後にかけて組んでいた授業を、今度は午後に集中させろと。午前中はどこかに預けることにあったので、午後から夜にかけて授業を入れてくれと。

受験生だったのでクラスは10時から組まれているのですが、それは出られないとのこと。で、個別対応で時間割を全部組み直しになりました。本当に大変なことで、いろいろな先生にもごめんなさいして組み直し。それでも指定してきた箇所が足りなくて、授業はかなりあぶれました。

結局その方。
最後に「クラス授業で勉強する夏にしたかったのに個別になったのは納得が行かない」と言って、やめていかれました(笑)

「この苦労した時間を返せよ!」

って、あの時ばかりはかなり怒っていたのを覚えています。だいぶ前ですけどね。

我々も一生懸命ご要望に応えようとして、時間割と睨めっこしちゃうので「簡単なことなんだ」と思われるのかもしれませんが、そもそも組んでいた先生の授業は飛ぶわけですし、移動した先の時間帯に負担がかかることもあります。移動先に適任の先生がいるとも限りません。

最近、振替授業や欠席についても、最近安易なものが増えてきたので、いかがなものかと思っていますが、その前に、そもそも親御さんがお子さんをコントロールできていないケースがみられるようになってきました。わがまま言っている時は叱らないと、ずっと言い続けますよ? そんな自分勝手な主張って社会で通用します?って、大人が判断できますよね。

我々に判断を求められてもダメな時はあります。ご家庭の教育の問題ですからね。子どもが「イエス」と言ったのに、急に「ノー」と言い出したとかは、全然ダメじゃないですか? 子どもに、全然自分の言動に対する責任を取らせていない。最初の教育を失敗すると、子どもはそれを成功体験として捉えて延々とこれを続けます。ハッキリと「こうしなさい」「自分の決めたことに責任を持ちなさい」そう「自律」させないと、正直いくら勉強が出来てもロクでもない人間にしかならないと私は思っています。

だから、私に判断を求められれば、答えは全て「きちんとしろ」という結論にしかなりません。

「親の言うことを聞く、って決めたのはお前だ!」

と子どもには迫ります。ちょっと乱暴な言い方かもしれませんが、

「吐いた唾飲むんじゃねーぞ!」

とも。前言撤回など、ちゃんと判断して行動している人間のやることではありません。撤回するならもっときちんとやるべきですしね。

ちょっと厳しい言い方になるかもしれませんが、安易な振替を繰り返すご家庭は、ごく少数で限られていますが、そういう影響は多々お子さんに出ていますから、お子さん自体も非常に時間にルーズだったり、自己管理が出来ていなかったりする子です。それって、親御さんの鏡なんですよ。全部投影されているんです。

よって、冬期講習以降、大幅な時間割修正には、何らかの制限をかけさせて頂くことを検討したいと考えています。(軽微な変更は現在の通りに受け付けます。また学校行事等々での変更も同様です。)ちゃんと考えてご提出いただくことを促すと共に、ゼミの時間割は予め決定して配布するよう心がけます。来年度は講習の設定についても大幅な改変を検討していますので、システムが大きく変更される可能性もあります。シンプル設計に動く予定です。

関連記事

  1. 中村先生

  2. 首都圏模試偏差値60はユルすぎるのか?

  3. インフルじゃなかった

  4. テクニックありきはダメ!

  5. イジメは心の傷になる。どちらもね。

  6. 自分が出来ることと、教えることは全く違う

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

塾長ブログ

2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930