時々、Twitterで「ゆる中学受験」を検索してみることにしています。みつけた記事にはいいねして、リツイートもしてみることにしています。でも、「多分記事読んでないなぁ…」「本読んでないなぁ…」「 理解してないなぁ…」ってものも。それが露出が増えるってことなんだなぁ…と感じます。
一番多いのが、「偏差値60」の誤解。
みんな自分のところの「偏差値60」で判断して、「高い」とか「低い」とか言ってるけれど、各模試の偏差値は全然違うのです。私は、「首都圏模試の偏差値60」って言っているのに、「合不合判定の60」を見て、「全然ユルくない!」って怒って来た人もいました。子どもの前に親の読解力の方が大事です(笑)
しまいには、「ゆる中学受験なんて失礼だ」「教育に携わる人が滑り止めとか言ってほしくない」なんてことも言われたりしますが、完全に「??」状態。受験はガチンコで、厳しく、暗く、涙を流しながら必死で努力しないとダメなんだ!という固定観念にとらわれている方も、世の中には意外に多いんだなぁと感じます。みんな「スポ根」大好きなのね…
ゆる中学受験のコツを聞かれることも多いのですが、とにもかくにも「下ごしらえ」です。
4年生までに、とにかく知的好奇心を育てまくること。受験勉強とかテクニックではなく、点取りマシン育成でもありません。知りたい、見たい、やってみたいを育てないと、勉強の中身に全然興味を持たない子になります。
4年生になって、大手塾に放り込んだら、いきなり予習復習してノートきれいに取って、模試の成績は毎回伸びて、憧れの学校に向かってガリ勉するようになるという想定で動いてる親御さんが大多数ですが、んな訳がない(笑) ましてや、勉強体力もついてなくて、好奇心も育ってなければ尚更です。
そもそも、あなたの子どもを「育ててくれる」塾は無いのです。それに近いことを目指して桜学舎は頑張っていますが、親が出来ることに勝るものはありません。いかに小学校前半で知的活動をたくさん出来るかが大事なのです。いろいろな経験を積めるかが大事なのです。知的な材料を身の回りに置くことが大事なのですよ。子どもが手に取るかどうかは分からないけど。
ゆる中学受験はある意味「理念」です。そして東洋医学のような自然治癒推奨。我々の指導はいわば漢方薬。体質改善みたいなところからのスタートなので、特効薬ではありません。でも、長い人生で見てると、立派に育ってくれる子が多いのは、その効能を信じてくれたからでしょうね。
遠方からのセカンドオピニオン依頼も本当に増えてます。埼玉や千葉、神奈川、都内でも大田区や世田谷区、中野区、武蔵野市や八王子市なんかも。皆さん本当にお困りでお悩み。みんな大手塾の「劇薬」を飲んで参ってる感じです。もちろんそれが体質に合えばそれでいいのですが、ご自身の負担を考えて使ってほしいもの。ただ勧められるままに、みんなと同じように劇薬を飲んで副作用に苦しんでいるように感じるのは私だけでしょうかね?
まだ成長差がある小6で勝負を決めるには厳しい子もいます。特に差が激しいのは男子。
「他の子は知りませんけど、うちの子は中学受験は通過点。最終的に大学入試あたりで帳尻が合えば成功!」くらいに思ってする中学受験があってもいいわけで、まぁ一旦落ち着きましょうという親御さんがほとんど。受験だって、多様性があっていいわけじゃないですか。
ただ。セカンドオピニオン、数が増えてきてしまったので、そろそろ毎月の人数を決めて限定にしようかと考えてます。自分のとこの生徒が一番なので、スミマセヌ。意外に時間も体力も使いますね。
その代わり、月一のオンラインセミナー「ゆる中学受験コミュニティ」を来年からは5年版と6年版に分けていこうかと思っています。桜学舎内部の方は無料、外部の方は有料でやってます。来年は少しメンバーも増えそうなので、頑張ります。
来月12月10日(土)の10:15~11:45に、新年度第一回の中学受験説明会です。首都圏模試のスタート模試の裏で実施します。詳しくはこちらのブログ「さくらのまなびや」にて。「ガチ中学受験じゃないんだよなー」とか、「ガチ疲れたなー」と感じたら、話を聞きに来て下さい。
また、今後、改めてゆる中学受験を語る動画を撮ろうと思います。
どうも最近、大手塾から漏れてくる子の「駆け込み寺」みたいになって来てしまって、ちゃんと理念や方法論を理解しないままスタートしている子がいるように思います。
いや!子じゃなく、親御さん!
なので、もう一度考え方からちゃんと話をしたいと思っています。
【ゆる中学受験Ⓡは!進学個別桜学舎/上野桜木教室&入谷教室】
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