口頭で言えることが先(2)

 今朝は上野学園中高にお邪魔。連日の学校説明・入試報告会ですが、今年は上野学園に生徒を送っているので、是非と思い、出かけてきました。
 まず、とにかくスゴイ校舎… どこのオフィスビルかと思います。ピカピカで最新鋭。キレイだわ! しかも、Suicaのように、IDカードを当てるとゲートが開くようなセキュリティシステムを導入。カッコイイ! これか! 生徒がはしゃいでいたのは! と納得。

 会の後、校舎内を見学してきました。1年生の教室にお邪魔して、授業中の生徒達を見てきました。
 あ! いました、いました。一番後ろの席で、マジメに勉強しているウチの卒業生が! 頑張れよ! 楽しそうに高校生活を送れているようなので一安心。こういう姿が見られると、本当に安心します。

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 さて、昨日の続きです。
 中には、意味も分からず、発音も出来ないのに、いきなり10回書く… などという勉強のしかたをしている人がいますが、これは正に愚の骨頂。

 ましてや同じ単語を100回書く意味などありません。これは宿題をやって来なかったときの「罰」の意味合いしか認められません。つまり、「時間の無駄」 こういうことをしているから勉強できなくなってしまうんですよ。
 また、アルファベットが書ける子は、こんなにたくさん書く必要はありません。お習字じゃないのですから。

 書いて覚える段階でのコツは、毎回自分をテストすること。10回書いて勉強すると言っても、連続でたくさんの単語を書いているので、結局1つ前、2つ前の単語を書き写しているに過ぎないのですね。これではお習字です。

 1回1回、各段階で、紙を折ったり、隠したりして、毎回自分をテストしなければ、単に答えを写しているだけ。だから、下手をすると10回など書かなくても、2~3回書けば確認は出来るはずです。
 大学受験生でこんな勉強方法を続けている人は、絶対に成功しませんのでご忠告。

 もし小学生の暗記にお母様やお父様が付き合う場合、クイズ形式で読み上げテストをしてあげるのが一番効果的です。遊び感覚で出来る反面、何も見ないで自分の記憶だけを頼りに答えを出すわけですから、一番脳が刺激され、成長を促します。是非、これはいろいろなところでやってあげてください。これも、「口で言える」ことを重視した学習。机に向かって、カリカリやるだけが勉強ではないのです。

 進学校の生徒達は、電車の中や学校の休み時間などでも、友達同士でこういうことをしています。「オマエ、コレ知ってるか?」というノリです。それがいつの間にか自分たちを鍛える結果になるのですね。
 口で言えるものは書けるようになります。しかし、書けるけど発音出来ない…というのはかなり多いもの。本末転倒にならないように気をつけてください!!

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