先月実施した中学入試説明会のチラシの反響がいまだに続いています。本当にありがたいことです。それとともに、私どもが考えていることに共感してくださっている方が意外にも多いということ、そして既成の塾に疑問を持ちながらも、「みなさんがいいと言っているから…」と通わせてしまっている方が多いことに驚きます。
何度もいろいろなところで言っている様に、最上位の学校(我々は首都圏模試で偏差値60以上と定義しています)を狙うには、それなりのメンバーでしのぎを削り、なきながらでも必死に学習しなければ合格は覚束ないものです。ですから、これは我々の守備範囲外です。どうぞ大手塾さんや、地元の有名スパルタ進学塾へどうぞ。決してそれが悪いと言っているわけではありません。
しかし、中堅校を狙うのに、最上位と同じカリキュラムで、同じテキストを使ってやる必要はないのです。なぜそのカリキュラムで、なぜその時期にその勉強をしなければならないか… それはすべて「塾の都合」でしかないのです。日曜のテストのために勉強するのではありませんし、模試のために勉強するのでもありません。あくまで入試で合格点を取るため、その本質を見失っている進学塾がたくさんあるのではないかと思いますし、またそのシステムに乗るだけで大丈夫なんだと安心している保護者が多いのではないかと思うのです。
しかし、お子さんに果たしてそこまでガリガリやらせる必要ってありますか? そんな難問を解かせる必要がありますか? もっと基礎的な学習を着実に繰り返したほうが良いのでは? そして何より、「出来ると楽しいね!」と、学習に対して思えるかが重要なのではないでしょうか?
桜学舎の生徒は、「塾が大好き」と言ってくれる子が結構います。「家に居るより好き」「先生たちと話していると楽しい」と言ってくれます。卒業したくない子もいます。もちろん、教え子の中から講師になってくれる子もいます。それが本当の「教育現場」であって、最良の学びの環境なのではないかと私たちは思っています。だから、「二度と行きたくない」「塾の前の道を通りたくない」などと言われるようでは、正直悲しいにもほどがあります。
街中で元気に挨拶してくれる生徒も多いものです。それも嬉しそうに挨拶してくれます。私たちも生徒はわが子のようにカワイイものです。ずっと成長を見守っていたいものです。そういう温かい環境ならば、つらい受験も乗り切れるのではないかと思っています。
ですが、残念ながら私たちにも物理的限界というものがあります。教室の建物の規模ももちろんあるのですが、あまりに生徒が増えすぎると、私たちの理想を実現することが出来ません。一人ひとりの顔を見て、心理状態も考えながら、丁寧にケアしていくと言う理念が実現できなくなります。ですから、1学年の定員を決めさせていただいています。
中学受験の新5年生は、間もなく定員数を充足します。現在6年生に若干の余裕がありますので、その分をほんの数名ですが融通することは出来ますが、そのぶん6年生の定員を減らすことになります。
今年、「やっぱり受験したい」という6年生のお子さんをお持ちの保護者の方は、是非入試のご相談をお急ぎください。5年生のお問い合わせと体験授業が増えていますので、6年生に定員をまわせない可能性があります。
新5年生のお子さんをお持ちの保護者の皆様は、体験授業と親子での面談のご予約をお急ぎください。間もなく募集を〆切ます。この時点で定員を充足しますと、6年生時の新規募集はありません(キャンセル待ちになります)
大変勝手で申し訳ありませんが、出来もしない人数をお預かりすることは、信頼を置いてお子様を預けてくださる保護者の皆様への裏切りになりますので、私たちもこれは避けたいと思っております。是非ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
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