ナゴヤドーム

 セ・リーグのクライマックスシリーズは、中日ドラゴンズの優勝が決まり、我が千葉ロッテマリーンズとの日本シリーズが決まりました。以前お付き合いのあった名古屋のFC塾の本部長氏は大のドラキチ。私はマリーンズファンですから、お互い燃えますね…というところでしょうか(笑)

 さて、ドラゴンズの落合監督がリーグ優勝のインタビューで、ナゴヤドームでの勝率の高さについて聞かれていたとき、こう答えました。

 「ナゴヤドームは広い球場で、ホームランも出にくいから、バッティングが雑なチームは勝てない」

 なるほど。巨人が著しく勝率の悪かった理由がよく分かります。ホームラン頼みで、きちんとしたバッティングで得点を重ねることが出来ないチームは、ホームランが出ない球場での勝率は著しく低くなる… 当然と言えば当然のことなのですね。戦い方を知っている監督の言葉だなと思いました。

 「ウチはね、戦力がないでしょ。そんなチームが雑な試合をしたらダメなんですよ」

 確かに、確かに。その通りですね。

 弱者には弱者の、それなりの戦い方があり、それを守れば強者だって倒すことが出来るのです。丁寧な、地に足の着いた戦い方が必要だということですし、強者の論理が弱者にそのまま当てはまることは無い…ということです。賢者の発想ですね。

 私たちのやり方も同じこと。弱小である桜学舎が、大手と同じような大雑把なことをしては勝ち目がありませんし、雑な経営をしたら潰れてしまうでしょう。丁寧な経営、丁寧な仕事、丁寧な指導を繰り返していくべきなのでしょう。

 生徒も同じ。現役には現役の、基礎学習者には基礎学習者の、それなりの勉強方法があり、雑な勉強をしていたら結果など出るわけが無いのです。丁寧、かつ謙虚な勉強をしていく必要がありますし、今自分に必要なことは何だろうと考えることも大切なことです。

 強者の論理にからめとられ、強者の理屈でうまく丸め込まれて、搾取されることの無いように気をつけねばならないのだと思います。

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