桜学舎は、「どうぞ大手に行かれてください」とお勧めする場合があります。それは、中学入試でトップ校を狙う場合です。
場所柄、男子のトップと言えば開成です。西日暮里は地元のようなもの。歩いてでも行けるような学校ですから、開成をお考えになる方も結構いらっしゃいます。現在でも開成に行きたいという生徒はいます。
しかし、私たちは、開成に行きたいなら、大手塾へとお勧めします。理由はたくさんあるのです。
まず、開成に限らず、首都圏模試で偏差値60以上の学校というのは、それなりに合格するのは大変な学校です。リスクがとれなかったり、人生を賭けることが出来なかったり、ましてや大人数の中で切磋琢磨し、勝ち抜いて来れなければ合格などおぼつかないものです。実際私のかつての教え子で開成に行ったのは1人。でも、彼の指導の際に私はその大変さを身をもって知りました。ゆえに、大手で勝ち抜く、イコール合格に近づくということになりますから、是非大手で頑張ってくださいと申し上げるのです。
もう一つは、こちらの問題。開成や麻布・武蔵、女子で言えば桜蔭、雙葉、女子学院、そして早慶などに合格させたい場合、こちらの全勢力をその子にぶつけなければなりません。すると、ほかの子が確実におろそかになります。これじゃまずいわけです。ですから、塾的にも「無理をしない」ところ、つまり、こちらの責任の範疇にある中学受験しかお受けしないというポリシーがあるからなのです。
もう、あの世界は、職人技というか、ものすごい世界ですから。あんなこと、塾経営も教務もなんてやっていたらできませんよ。中学受験マニアにならなければ出来る世界じゃないんです。ですから、私たちには無縁の世界。大手さんに任せましょう。
ということで、無理をしない。
それは、無責任なことはしないということでもあります。出来ないことは出来ないという。これもまた正直ゆえ。出来もしないし、知りもしないのに受け入れてしまうことなどはあり得ません。
正直にやっているから、全然儲からない(笑)
これも永遠の真理であります。
貧乏暇なし。でも、充実しているから、いいや!(笑)
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