島田紳助。
正直、好きではありません。
もともと、ヤンキー上がりという人のパーソナリティというのはどうしても好きになれないし、対応にも困ることが多くあります。今はカタギでちゃんとしているといわれても、バックにいる「友人」ってのがだいたいそういう関係の人なので、雰囲気が合わないというか、簡単に言うと仲良くなれないのです。こちらも心を開いて話せないし、向こうも「学があるからって、偉そうに…」的な雰囲気満点で接してくることが多いので、どうも好きになれないことが多くあります。悪気はないんですが、妙にギクシャクしてしまうんですね。でも、私は妙にそういう方々に好かれる傾向もあります(笑)
要は、別の次元、別の世界の人。
TVの中ならいいのだが、どうも現実世界ではとっつきにくい。別に紳助と仲良くなる必要はないのですが。
ただ、藤原和博という、杉並区の和田中で初めて民間校長になった人の本を読んで、「ビジネスのセンス」という点で大変優れた人物であるという評だったので、彼の書を読んでみる気になりました。実はこの本は以前から知っていた。タイトルが「いかにも」で、「最近は誰でも新書が書けるんだ…」と馬鹿にしていた本でした。最近は芸能人だけでなく、パチプロや馬券師、女優なんかでも新書を書いている時代(実際は書いてないけど)ですから、どうせろくでもない本だろうと思っていたのです。
が、結論から言うと、彼の商売のあり方は、ものすごく参考になったし、商売哲学としては実にまっとうなことを言っているのだと感じました。やはりヤンキー上がりの「精神論」「本気論」は私をゲンナリさせるものではあったけれども、それを差し引いてもなかなか素晴らしいことを書いていると思います。
以下、私の心に残った点。
————–
「お店の人の温かい気持ちに触れて、初めて客さんはいいサービスだったなと思う。またあの店に行きたいなあと思うのは、そういうサービスに出会えた時だ」
「1つだけ言えるのは、根本のところで、みんなが幸せにならなきゃ意味が無いということを、経営者がいつも真っ先に考えているかどうかだ」
「入社試験の面接で、『御社のために身を粉にして働きます」なんて言う人がいるらしいけれど、それは嘘だと思う。嘘が言い過ぎなら、少なくとも正確な表現ではない。正確には、『御社のために身を粉にして働くのが、自分のためになると信じている』と言うべきだ」
「僕は聖人でも何でもないから、世の中の人すべてを幸せにすることなんてできないし、やろうとも思わない。だけど、チームの仲間には幸せになって欲しいと思う」
「タレントの店だろうが何だろうが、その店で味わえる満足感がそのお金に見合ったものかどうかは、みんな無意識のうちに計算している」
「たまたまでも実力でも、成功したんやからええやないか、とは思えない。たまたまの成功なんかじゃない。自分が成功したのは、自分にそれだけの能力があったからだと証明したい。それも他の誰かにではなく、自分自身の心に」
「誰かみたいになりたいなんて、つまらない夢だなあと思う。そんなことに時間や労力を費やすほど人生は長くない。他人のようになろうとするのではなく、もっと自分になれと思う」
「何もないところから、何かを創っていく過程が楽しいのだ。僕にとって、ビジネスのいちばん美味しい部分はそこにある」
「自分が冒険するわけじゃない。みんなを冒険の扉まで連れて行くのが自分の仕事だ」
「同地区に同業種の店が増えれば客も増える」
「他人のために力を出せない人は、自分のためにだって本当は頑張れないのだ。他人の仕事だと言って手を抜く人は、自分の仕事でも手を抜く。なぜなら世の中には、100パーセント自分のためだけの仕事なんてあるわけないからだ。その反対に、100パーセント他人のためだけにする仕事もない」
「お勘定が高いか安いかは、値段の絶対値で決まるわけではない」
「金を持っているやつほどえらく感じるというのと同じで、高い料理を出している料理人ほど偉いという勘違いがここにもある。それは料理屋に限らず、どんな商売でも同じだ。そして、商売人のそういう考え違いを、客は冷ややかな目で見ている」
「お金そのものよりも、そのお金を遣ってすることに興味がある」
「親としてどうしていいか分からないことがあったとき、僕は子どもによく言っていた。『やいやい言うな。俺も親は初めてやから、わからへん。でもな、子どもは1回経験してる。だからお前らの気持ちは一番わかるで。オレはお前たちを愛している。愛しているから期待はしない。自分の思った通りに、好きにやったらいい』」
「他人の話を聞かない人間は壁に当たる。けれど、他人の話を聞く人間は前に進めないのだ」
「どこへ行きたいか分からぬ者に、進む道などわかるはずがない。
うまく行かないことを環境のせいにする人間は、絶対に幸せになれない。
70%の自信が日々勇気をくれ、30%の不安が努力を与えてくれる。
世の中にスーパーマンはいない。ただ、人よりほんの少し、
ほんの少し勝てば世の中の勝者となる。
一年努力しても、一瞬の手抜きでチャラになる。人生は耐久レース。
世の中の人全てを愛する必要はない。自分を愛してくれる人、信頼してくれる人を愛せばいい。
夢中で努力している瞬間、ずい分、時間が経てば、気づく。
あの頃、字のごとく夢の中だったと。
他人の為、家族の為に働くのではない。自分が幸せになる為に働くのです。
人生はプラスマイナスゼロである。
しかしマイナスをプラスに変えた人が勝者となる。
失敗してしゃがんだ後はジャンプです。
夢を叶える最大の方法は、強く強く念じ、強く強くイメージすること。
そして酒を飲み語る事。
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要は、別の次元、別の世界の人。
TVの中ならいいのだが、どうも現実世界ではとっつきにくい。別に紳助と仲良くなる必要はないのですが。
ただ、藤原和博という、杉並区の和田中で初めて民間校長になった人の本を読んで、「ビジネスのセンス」という点で大変優れた人物であるという評だったので、彼の書を読んでみる気になりました。実はこの本は以前から知っていた。タイトルが「いかにも」で、「最近は誰でも新書が書けるんだ…」と馬鹿にしていた本でした。最近は芸能人だけでなく、パチプロや馬券師、女優なんかでも新書を書いている時代(実際は書いてないけど)ですから、どうせろくでもない本だろうと思っていたのです。
が、結論から言うと、彼の商売のあり方は、ものすごく参考になったし、商売哲学としては実にまっとうなことを言っているのだと感じました。やはりヤンキー上がりの「精神論」「本気論」は私をゲンナリさせるものではあったけれども、それを差し引いてもなかなか素晴らしいことを書いていると思います。
以下、私の心に残った点。
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「お店の人の温かい気持ちに触れて、初めて客さんはいいサービスだったなと思う。またあの店に行きたいなあと思うのは、そういうサービスに出会えた時だ」
「1つだけ言えるのは、根本のところで、みんなが幸せにならなきゃ意味が無いということを、経営者がいつも真っ先に考えているかどうかだ」
「入社試験の面接で、『御社のために身を粉にして働きます」なんて言う人がいるらしいけれど、それは嘘だと思う。嘘が言い過ぎなら、少なくとも正確な表現ではない。正確には、『御社のために身を粉にして働くのが、自分のためになると信じている』と言うべきだ」
「僕は聖人でも何でもないから、世の中の人すべてを幸せにすることなんてできないし、やろうとも思わない。だけど、チームの仲間には幸せになって欲しいと思う」
「タレントの店だろうが何だろうが、その店で味わえる満足感がそのお金に見合ったものかどうかは、みんな無意識のうちに計算している」
「たまたまでも実力でも、成功したんやからええやないか、とは思えない。たまたまの成功なんかじゃない。自分が成功したのは、自分にそれだけの能力があったからだと証明したい。それも他の誰かにではなく、自分自身の心に」
「誰かみたいになりたいなんて、つまらない夢だなあと思う。そんなことに時間や労力を費やすほど人生は長くない。他人のようになろうとするのではなく、もっと自分になれと思う」
「何もないところから、何かを創っていく過程が楽しいのだ。僕にとって、ビジネスのいちばん美味しい部分はそこにある」
「自分が冒険するわけじゃない。みんなを冒険の扉まで連れて行くのが自分の仕事だ」
「同地区に同業種の店が増えれば客も増える」
「他人のために力を出せない人は、自分のためにだって本当は頑張れないのだ。他人の仕事だと言って手を抜く人は、自分の仕事でも手を抜く。なぜなら世の中には、100パーセント自分のためだけの仕事なんてあるわけないからだ。その反対に、100パーセント他人のためだけにする仕事もない」
「お勘定が高いか安いかは、値段の絶対値で決まるわけではない」
「金を持っているやつほどえらく感じるというのと同じで、高い料理を出している料理人ほど偉いという勘違いがここにもある。それは料理屋に限らず、どんな商売でも同じだ。そして、商売人のそういう考え違いを、客は冷ややかな目で見ている」
「お金そのものよりも、そのお金を遣ってすることに興味がある」
「親としてどうしていいか分からないことがあったとき、僕は子どもによく言っていた。『やいやい言うな。俺も親は初めてやから、わからへん。でもな、子どもは1回経験してる。だからお前らの気持ちは一番わかるで。オレはお前たちを愛している。愛しているから期待はしない。自分の思った通りに、好きにやったらいい』」
「他人の話を聞かない人間は壁に当たる。けれど、他人の話を聞く人間は前に進めないのだ」
「どこへ行きたいか分からぬ者に、進む道などわかるはずがない。
うまく行かないことを環境のせいにする人間は、絶対に幸せになれない。
70%の自信が日々勇気をくれ、30%の不安が努力を与えてくれる。
世の中にスーパーマンはいない。ただ、人よりほんの少し、
ほんの少し勝てば世の中の勝者となる。
一年努力しても、一瞬の手抜きでチャラになる。人生は耐久レース。
世の中の人全てを愛する必要はない。自分を愛してくれる人、信頼してくれる人を愛せばいい。
夢中で努力している瞬間、ずい分、時間が経てば、気づく。
あの頃、字のごとく夢の中だったと。
他人の為、家族の為に働くのではない。自分が幸せになる為に働くのです。
人生はプラスマイナスゼロである。
しかしマイナスをプラスに変えた人が勝者となる。
失敗してしゃがんだ後はジャンプです。
夢を叶える最大の方法は、強く強く念じ、強く強くイメージすること。
そして酒を飲み語る事。
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ちょっと見直した紳助でした。
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