最終日は、通常通り6:50起床、7:00から早朝テスト、8:00ご飯という日程でしたが、9:00~10:00は最終学習、10:00からは閉会式でした。
閉会式では、各講師からの挨拶があり、最後は副塾長、塾長がこの合宿の意義をお話ししました。副塾長吉田は保護者の目線で、特にお母さんの気持ちをしっかり代弁していたように思います。ちょっと涙ぐんでいたのは、生徒の心をつかんだのではないかと思います。
そして私。
毎年同じ話しかしませんと前置きした上で、こんな話を。
「これだけ一日中必死にやっても、睡眠時間を削って勉強したとしても、こんな薄い問題集すら終わらないという「意外に出来ない自分」をまず胸に刻んでください。途中でフラフラになったり、苦しくなったり、泣きたくなったりしたと思うけれども、それでも終わらない。いつか出来るようになるだろうなんていうのは幻想で、これだけ時間をかけなければ勉強は出来るようにならない。それをまずしっかりと分かってください。
もう一つ、普段「そんなに出来ないよ」と逃げていたけれど、実際やってみれば長時間の学習もやれるという、「意外に出来る自分」に気付いて下さい。
「こんなにいっぱい宿題出来ないよ」
「1日に7時間なんて勉強できないよ」
「集中力が無いんですよ」
「考えても出来ないもん」
そんなことを言い続けて、キツいこと、嫌なことから逃げてきた自分がいるはずです。しかし、「じゃぁ、目の前でやってみろよ!」と言われれば、こうやってやれた。合宿に来た日は「3泊4日なんて長いよ…」と思っていたけれど、今は「もう帰るのか…」と思っているはず。君たちは自分でもわかっていないけれど、「意外に出来る」んだよ。
この、「意外に出来ない自分」と「意外に出来る自分」に出会うことが合宿の真の目的です。
この合宿は「極端な経験」です。いつもこんなに勉強できるわけじゃないし、夜中までやってもフラフラになるという経験もしたはず。だから、日中の時間にしっかり集中して、計画的に学習しなければ時間もなくなるということを理解できたはずです。
ゆっくり休んでまた週明けに講習後半が始まりますが、この自分をしっかり認識して、再度気を引き締めて頑張りましょう。」
帰路、岩宿遺跡を見学して、30分遅れくらいで谷中へ帰着。合宿も無事終了しました。
この合宿中、出来なくて、悔しくて泣いた子が数人いましたが、それだけで来た甲斐があるというものです。
最初はテンションが低かったけど、最後は必死だった子。熱くなれるじゃないかと褒めました。
熱が出たり、風邪気味だったり、気分が悪くなったりした子が何人か出ましたが、みな大事に至らずホッとしまいた。休んでいれば?と言っても、「いや頑張れます」と教室に出てくる子もいました。エライなぁ…
何事も全力で、必死に取り組んでみる。そうじゃなきゃ何も見えてきません。
こういう経験を乗り越えた子はまた一つ強くなります。最後に、真剣な表情の自分が映っているスライドを見せましたが、それも心に響くものでしょう。
とにかく皆さん、お疲れ様!
40を超えて、私も合宿後にしばらく休養しなければならない体になってきました。夜中に眠くてたまらなくなりました。でも、若い優秀なスタッフが本当に頑張ってくれました。
私は素晴らしいスタッフに囲まれたことに感謝。
素直に頑張ってくれる生徒に囲まれていることに感謝。
そして、このような企画に賛同し、お子さんを預けて下さる保護者に恵まれていることに感謝します。ありがとうございました。
では、また週明けに!
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