大学の認可について

真紀子大臣の唐突な発言が波紋を呼んでいます。
連日ワイドショーで取り上げられて、大騒ぎ。
今回「認めない」と言われた3大学はお気の毒としか言いようがありません。

TVでは完全に真紀子大臣を悪者にして、糾弾する勢い。
しかし、果たしてそうでしょうかね?
確かに時期は悪かったと思います。受験生に迷惑がかかりますので。
でも、まだ設置認可を申請する段階で、開校の準備が始まっているというのは、いかがなものでしょうか。

認可がおりるまでの間に、校舎は出来てる、オープンキャンパスはやる、開校説明会はする、生徒募集はするじゃぁ、初めから認可ありきの出来レースだというのはごもっともです。当然こういうところには様々なところに癒着もあるでしょう。手続きだけ踏んで申請すれば、誰でも、いつでも大学が作れるというそういういい加減な認可を止めさせるのが真意。これは当然中の当然。


大谷昭宏氏がワイドショーでこういっていました。
「嫁入り道具も結納金も揃えたから嫁に来い」と言われて嫁に行くものじゃない。折角揃えてもらったので…とはならんでしょう?」と。
この喩は本当に納得。

「作ってしまったから」「今更…」「入学希望者がいるから」という理由で認可というのは、それは違うかと思う。
ただ、やっぱり時期が悪かったな… 上半期なら…

聞いたこともない大学、生徒なんていない大学…
地方・東京構わずいろんなのがあります。
誰でも入れる大学、選ばれなくても入れる大学。
果たして必要なんでしょうか?残念ながら、私は「選ばれない大学」は不要だと思います。実際、創造学園大学は解散命令。必要のない、需要も無い、ただやみくもに作った大学が、乱立しています。我が国にこんなに大学必要かな?

少なくとも、この「聖域」に一石を投じたことは間違いないでしょう。

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