問
1/59、1/29、1/19、1/14、1/11、1/9、7/53、
この次に入る数字を答えなさい。
という問題がありました。
私が質問されて、ちょっと困った問題です。
え?と。
何かの法則性を持つ問題であることは分かります。数列になっているのでしょうね。その法則性を見抜かねばならないのですが、これが結構骨が折れる作業。しかも計算問題と同じ扱いなので、何と解答に解説が無いのです。いや、困りました…(笑)
で、どうしてひらめくのかと言えば、やはりそこは訓練というか、パターンというか、数をこなしていると引き出しが増えてくるのです。ド文系の私でも、訓練してしまえば「こうかな?」なんてひらめきも出てくるものです。やはりある程度受験算数でもパターンはありますね。これでいいのかなぁ?と思いつつ、一応紐解きました。
この1/○という数字の列と、数字の減り方に着目すると、微妙な数字であることに気づきます。59は60に1足りない、29は30に1足りない… 19は20、14は15、11は12、9は10… すると、これは、
60×1/2=30
30×2/3=20
20×3/4=15
…
という法則性が見えてきます。つまり、前の数字の逆数に1を足した数に、
1/2、2/3、3/4、4/5、5/6…
と、直前の分数の分母を次の分子にして、+1を分母にした数をかけ、-1した数の逆数を入れるという法則… まぁ、ややこしいですがこういうことになるのでしょう。これなら1/9までスイスイときます。ここからが面倒…
1/9なので、逆数にして9、+1で10。
10×6/7=60/7
となります。-1した数の逆数なので、
60/7-7/7=53/7 →7/53
となります。ふぅ。
さて、次なので、
60/7×7/8=60/8=30/4=15/2
となり、さらに-1した数の逆数ですから、
15/2-2/2=13/2 →2/13
となります。答えは2/13で正解です。あー、合ってた… 良かった…となりました(笑)
なかなかハードですね。私自身、よく気づいたなぁ…と自分で感心してしまいました(笑)
もしかすると、プロ中のプロはもっと簡単な解法を持っているのかもしれません。残念ながら私はこの法則しか見抜けませんでしたから、こんなところで許していただければと思うのですが、ちょっとウチの受験生には難しい気がします。
しかし、これをいとも簡単に解く小学生がいるのでしょうから、子どもの力は無限大だと本当に感じます。
とほほ…
- ホーム
- 塾長ブログ「さくらのまなびや」
- 算数
- こんなの難問じゃないと言われそうですが…
こんなの難問じゃないと言われそうですが…
塾長ブログ
-
2024.11.20
年内最後・最大規模の説明会開催!12/8(日) 受験・進… -
2024.11.15
合格速報2024-2025《高校入試①》 -
2024.11.14
「 中学受験期に見る教育虐待問題(演劇公演「Be Hap… -
2024.11.13
取材記事公開〈日経xwoman〉 -
2024.11.09
合格速報2024-2025《大学入試①》
塾長ブログのカテゴリー
- Lepton (40)
- Youtube下町塾長会議 (339)
- Youtube桜学舎チャンネル (237)
- イベント (435)
- オンライン塾 (12)
- お役立ち (177)
- しまね留学・地方留学 (27)
- その他 (87)
- メディア情報 (170)
- 中学受験 (601)
- 出版物 (30)
- 勉強法 (152)
- 受験生 (27)
- 合格速報 (345)
- 塾生・保護者向け連絡事項 (362)
- 塾長の教育論 (115)
- 塾長の活動記録 (647)
- 夏期合宿 (87)
- 大学受験 (142)
- 子育て (69)
- 広報 (822)
- 教室の風景 (565)
- 日々雑感 (969)
- 本 (73)
- 検定 (17)
- 算数 (18)
- 親子で疲弊しないノビノビ中学受験 (28)
- 講習会 (65)
- 通信制高校・不登校・転校・高卒支援 (14)
- 速読 (24)
- 開校・開講情報 (35)
- 雑学 (27)
- 高校受験 (337)
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
この記事へのコメントはありません。