数点に泣かないために

中学受験生が過去問の点数を記入して見せに来ます。
だいたい合格しそうな点数を取れているので、大丈夫かな?と思う子、いやちょっと危ないぞ…という子、いろいろいますが、今日見た子はビックリしました。

数回は届いていないものの、何回かは合格点ギリギリで足りないというところまで来ました。
合格点まで、あと2点とか3点というレベル。
これはもう、当日の勢い一つですね。漢字1問、理社の問題1問という世界です。某偏差値65の学校ですから、それなりに厳しいところですが、それでもこの子はわずか1年で何とかここまでやってきた子。最初に言っていた学校からすれば、感慨深いものがあります。よく頑張ったなぁ…

しかし、2点だろうと3点だろうと、足りなければ無情にも不合格となります。
「よく頑張った」「努力賞」は、受験の「結果」には反映されないものです。あと数点に泣きたくはありませんね。

かく言う私も、大学入試の際、某W大学法学部を2点で不合格になりました。あまりの悔しさに、もう1年だけ頑張ろうと、大学に行きながら予備校に通いました。もっとも、最初の模擬試験で偏差値76を出し、何だか馬鹿馬鹿しくなって夏前にやめましたが… とにかく2点でも不合格は不合格なんですね。

じゃ、2点に泣かないためには?
それはもう、やったところのチェックしかないと思います。私の入試も一瞬の迷いが命取りになったのです。今でも悔しくて覚えています。日本史だけを失敗したので。一度学習したこと、覚えているはずのこと、これが復習を怠ると出てこないのです。

今のこの時期に、何も新しいことを沢山やれとは言いません。むしろ、今までやった学習の復習を是非やって下さい。覚え直し、ノートの見直し、漏れの補修。意外にこれが点数になるのです。

今週金曜日は大きな山場です。
中学入試初日。
そして、都立高校推薦入試の発表。
ああ、胃が痛い日々がいよいよ始まりました!

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