中学受験について 1

このところ、中学受験についてのご相談をいくつか頂きましたので、あらためてそのあたりの話を。

まず、桜学舎は、最上位の中学校受験対策をお断りしています。
結果的に成績が伸びてきて、上位を目指そうという話になったお子さんはこの限りではありませんが、最初からいろいろな大手塾や雑誌などに煽られて「目標は高く」と最上位校を目指しているお子さんは、大変残念ですが大きな塾の一番上のクラスで頑張って頂いた方が良いと思っています。良くも悪くも、そういうところで勝ち抜いてきた子でなければ、どうしても最上位には受かりません。

また、我々もこういう学校の受験対策は疲弊します。こういう学校のみがターゲットの塾なら良いでしょうが、桜学舎にはいろいろな子がいますから、それぞれの子が最良の進路を取れなければ意味がありません。ですから、一部の生徒のみに精力を傾けるわけにはいきません。それだけに取り掛かって、我々が疲弊しそうなことは出来ないのです。

狙いは首都圏模試偏差値で60以下。MAXで60です。まぁ、これだって相当大変なものですが(笑)

また、よく聞かれるのは、いつから受験対策をはじめるかということですが、桜学舎では、4年生までは原則「基礎力」「学校の授業をよく分かるようにする」ことを中心に学習します。受験対策は5年生2月スタートです。5~6年の2年間受験勉強をしたとしても、かなり子どもはバテます。6年2学期は「あとちょっとだから!」と追い込まねばならない時期で、ここはいつも生徒との戦いになります。5年から始めてもこの時期にバタバタとするのです。4年生やもっと低学年から受験勉強を詰め込み始めると、肝心な6年生でバテるというケースを多々見ていますから、桜学舎では多少の知的好奇心の刺激程度はやるにしても、、ガッチリ受験指導をすることはしないようにしています。厳しい受験指導をご希望の場合は、残念ながら受講をお断りしているほどです。

通塾日数は標準で3日。日曜テストも、全国共通の週テストもありません。土日は原則お休みです。
自分で土日、勉強できる子になっていなければ、中学に入っても勉強できない子になりがち。何もかもお膳立てしてもらわねば出来ない子に育ちがちです。だからこの点において失敗しないようにと、手を掛け過ぎないようにします。通塾は最低限におさえ、自分で学習する時間を確保しています。ここに様々「格闘」はあるのですが、きちんと習慣づけできている子は、いい中学生活も送れている気がします。

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