ちょっとフラストレーションがたまり気味(笑)
今年は例年より準備がいいのか、地元に少しずつ根付き始めているのか、有難いことに問い合わせが途切れることなく、ご紹介も途切れない。本当にありがたいことですが、何だか気を遣うことも、また今までなかったことを考えねばならなかったり、さらに言えばご縁がつながりまくって、またやりたいこと、やらねばならないことが増えてきました。楽しいんだけど、その分自分の時間は減りますわな。
加えて今年は店もある。塾で出来なかった自分の「商人」的な発想の部分や、「文化」的は部分(この界隈は文化芸術の街ですからね…)をそちらに任せ、コラボしながら動かしていくという実に楽しい作業があるのですが、これまたきちんと運営していくには労力が必要になってくる。自分の時間は減りますわな。
気づかぬうちにだいぶため込んでいたようで、ちょっと息切れ。
ただ、幸いなことに、私という人間はそれが身体的反応として分かりやすく出てくるので、「あー、またそろそろだな…」的に分かるのです。
そんな時は、やはり「広い空」が見たくなります。
何となく、田舎に行きたくなります。
やっぱり田舎モンなのでしょう。幕張は田舎じゃないというお声もあるでしょうが、そりゃ今の幕張は大した都会になりつつありますが、私の原風景の幕張はとんでもない人里離れた(笑)住宅地。だって、千葉市の海浜ニュータウン埋立第一期で入ったのですからね。今のメッセへのバス通りは「海」だったのですから。バス停まで歩いて20分。津田沼駅までバスで40分。土日は谷津遊園渋滞で1時間以上。大変だったんです(笑)
で、広い空を見たくて、本を1冊持って一人で外出。
行くあてもなく最寄駅から日比谷線に乗り、何となく上野で降りて、何となく足が向いたのは京成。あーやっぱり無意識に行くと、千葉へ向かうんだな(笑)
京成上野で見ると、空港行の特急があり、途中まで乗るとスカイアクセス線が接続していて、気の向くままに乗って行くと、まぁ当然のことながら成田空港に着くわけです。
空港第2ビルに降りてみて、はっと目の前の表示…
「東成田駅連絡通路」
あー、東成田駅って、昔の成田空港駅だ!
500メートルもの地下通路を通って、興味本位で東成田駅へ。
これが、幼いころの記憶が残っているものですね。あー、この階段を上がって、昔のスカイライナーと同じ色の空港バスで成田空港まで行った記憶があります!あー、懐かしい… 覚えてるぞ、ここ!
で、空港の向こうまで伸びた「芝山千代田」という駅まで乗ってみました。
京成なのに、1時間に1本しか来ない電車には、6両編成に乗客9名。ほとんど空気を運んでいるような鉄道ですが、空港工事の見返りに走らせているんだとか。それにしても、これほど近くに飛行機が見える鉄道もなかなかないでしょうね。楽しくなります。
そのまま成田へ戻り、勝田台に抜け、そういえば…と東葉高速鉄道に乗って、沿線見物。随分マンションが建ってるんだなぁ…と。村上団地なんて、昔は陸の孤島だったのに、今じゃ都心直結… 変われば変わるものです。
千葉の風景を眺めながら、1冊本を読みながら、いろいろなことを思い出しながら…
今、千葉に帰ると、ちょっと不思議な感じがします。何となく照れくさいと言うか、恥ずかしいと言うか、何となく切ないと言うか…
日曜日の千葉の田舎。
いろんな思い出があります。車で出かけた風景やら、ドライブに出た雰囲気やら、緑の多い空気感… 仕事上もプライベートも、数えきれない思い出があって懐かしいのですが、それがもう、何となく自分のものではない気がするのです。そういう、何となく遠くを見ている感というか、余所者感というか、うん、そんな感じです。楽しかった思い出も、切ない思い出も、千葉の景色の中に自分が入ってみると思い出しますね。でも、「もう千葉県人じゃないんだなー」的な寂しさも…
茅場町から日比谷線に乗り換え、秋葉原で本をちょっと見て帰りましたが、何だか地下鉄が落ち着く自分。雑多な都会が落ち着く自分。上野や入谷が近くなると「帰ってきた…」と感じる自分。何となく複雑な感じを持って、でも束の間の「里帰り」をした気分で帰ってきました。
迷ってばかりいた30代。明窓の名の通り迷走していた(笑)30代。でも、もがいていたあの頃の思い出が、ホント千葉にはいっぱい転がっています。だから、何となくすぐに足が向くのかな… でも、やっぱ思い出が多過ぎだわ(笑)
さー、あと1日、明日働いて、GWです。
ちょっと命の洗濯をしてきますよ。
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