若いから、仲間がいるから

箱根駅伝。ご覧になりましたか?
全部見ていたわけではありませんが、どうしても見ちゃうものですよね。妻は駅伝が大好きで、ずっと見ています。私はそこまでのファンではありませんが、どうしても結果は気になりますし、ゴールが近づくと見ちゃいますよね。箱根山中に入ると、見ていることが多いです。

私の塾の教え子で、箱根に出た子がいます。彼は東農大へ進んだ子でしたが、通塾も自宅からバスでかなりある距離を走って来ていました。タイムを測って塾通いしていましたから、あの頃から才能があったのでしょうし、夢だったのでしょうね。その夢は見事にかなえた男です。

2回出たのですが、最初の年は学連選抜でした。4年生の時は東農大として出場が叶い、9区をバッチリ走り、私はTVにかぶりついて観戦していました。あの頃はまだ蒲田の踏切がある頃でした。

早稲田の競走部に入るのが夢だった男もいました。大学受験の際、志望順位が①山梨学院②法政③早稲田④駒澤⑤城西⑥明治 とかいう無茶苦茶な男で(笑)、よく聞くと箱根駅伝に出られそうな学校を選んでいたようで、大笑い。親御さんは怒ってましたねぇ。結局実力で早稲田の理工(当時はまだ理工でした)へ進んだのですから立派でしたが、高校受験の際もひと悶着あって、マラソンが有名な学校へ進みたくて、偏差値70超えの学校を2つも受かりながら60の学校へ進学するという子でした。面白い子だったなぁ… 残念ながら駅伝出場は叶いませんでしたが、いい学生時代を送ったのでしょうね。

さて、青学大。
すごかったですね。昨年までは全然上位へ上がって来ていなかった学校。そういう事例は沢山あるのでしょうが、急にスゴい記録が出てしまったりするのが「若さゆえ」の無限の可能性なんだと思います。古くは岩崎恭子さんが水泳で有名になった際も、あれは「若さゆえ」なんでしょうね。あの時にはそんな「若さのすごさ」を感じたのを覚えています。

もう一つは、「仲間」ですね。
いい仲間。一緒に戦える仲間。そういう子達の集団が、今回のように箱根記録を叩き出してしまったりするのですね。昨年までの覇者・東洋大も柏原さんが引っ張ったことでほかの選手も能力を開花させてしまったのでしょう。今回も正にそうなのかな?と思います。

青学大は初優勝。
どこがと言うより、若いって素晴らしい。仲間って素晴らしい。
いい仲間に出会えるように、自分を磨いて、いい仲間のいる学校へ行きましょう。

学校は勉強だけをするところではありません。仲間と共に、同じ目標に向かって力を合わせる、自分が人に迷惑をかけないように自己鍛錬も欠かさない、そんな「他者」との関わり合いを学ぶ場でもあります。学校という場を勉強だけの場にしてはいけません。むしろ、こういうことが大事。勉強なんて、正直、塾・予備校でやったって出来るんですよ。でも、実技や友達作りや学校活動は塾じゃ出来ませんよ。

若いってだけで可能性は沢山ある。
仲間に影響されて、新しい自分も発見できる。
そのために、自分を磨くために、勉強して欲しい。そういう受験勉強をして欲しい。そう思います。

青学大おめでとう!

我が大学は?
こういう大会では見たことすらないですね(笑)
「寒くね?」とか言いながら、別荘でTV見てるような人が多い学校ですからね(笑)
高校時代も、そもそも硬式野球部すら無い学校だったので、甲子園大会予選など全く無縁の私。
スポーツが強い学校はある意味羨ましいなぁ…

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