成績が伸びない生徒の特徴

塾に来ても成績が上がらない子がいます。幾つかの原因が考えられますが、10のチェックポイントを作ってみました。

①「塾に行っているから大丈夫だ」と安心している
②細かい時間の使い方が下手だと言われる
③長時間机に向かっているが、集中力が続かない
④学校の授業を聞いていないことがある
⑤家では全然勉強しない
⑥何をやっていいのか分からない
⑦やる気はあるが、なかなか毎日続かない
⑧「分からない」「面白くない」と言って何もしない
⑨「やれば出来る」といつも言われるが、なかなかやらない
⑩「どうせボクは…」と、ネガティヴなことばかり考える

あなたはいくつ当てはまりますか?

 最近の「成績が良くない」生徒の傾向が変わってきたのをご存知ですか? 今までは単に成績が悪いだけで、少し手をかければ容易に成績アップか望めました。しかし、94年から始まった「ゆとり教育」、そしてその後の「揺り戻し」の弊害で、子供たちはおろか学校の先生達まで翻弄されています。ですから、勉強の本質というものを理解せず、ただ点数を取るために苦しい勉強を強いられている子も多いものです。いや、点数を取ることが勉強だと勘違いしている子が殆どじゃないでしょうか?

 現場から見た「成績の伸びない人」の特徴は上に掲げた10項目のいずれかにあてはまります。照らし合わせてみてどうでしょうか?

 この中で①と⑤について。
「群れる狼は弱い」と言われます。基本的に勉強というものは一人でするものです。「○○ちゃん家で一緒に勉強してくる」という「勉強会」は昔からありますが、それで勉強がはかどった試しはありません。

 塾では基本の解き方と、一人で勉強する方法を学ぶのであって、ただ「みんなが行くから」という理由で塾に通い、みんなと一緒に時間を過ごしたからといって成績が上がるわけではありません。塾、あるいは学校で習ったことを自分でどれだけ消化できたか、また自分でどれだけ発展させたかが成績の伸びに反映されるのです。

 そのためには、「きちんとやる」ことが大切です。やりたいときにやって、来たいときに塾に来て、成績上げてくれなんて無理な話ですし、そもそもそういうことが「きちんと」出来ていないから成績が悪いのですね。宿題をちゃんとやる、内容を良く考える、ちゃんと塾に来る、言われた通りにやる… 当たり前のことなんですが、それが出来ていないからこそ分からなくなってしまうわけで…

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