ステマのコメントから掘り出し物

昨日。

「ブログにコメントがありました」

と通知が来ました。どなたかコメントを下さったかと思って見ると、訳のわからん、何語なのこれ?ってコメント。ああ、海外のサイトへ誘導するコメントを、適当にブログを回って貼り付けまくってる奴だな…って分かりました。時々あるんですよね、こういうの。

けっ、面倒かけんなよ!
って思ったのですが、その記事がこちら。

http://ohgakusha.doorblog.jp/archives/52107659.html

ああ、随分とまぁ、思いの深い記事につけてくれたもんですね(笑)
でも、久々にこの記事、思い出しました。

ふつう、自分の塾生をあえてやめさせて他の予備校へ行かせるなんて、「意地悪」「無責任」だなどと思われるでしょう。はたから見るとそう見えるかもしれませんし、「やめさせられた!」なんていうことになるのかも知れません。「嫌な塾」「酷い塾」だと。

実は、この時他所へ行かせたのは3人。
偶然その人数になったのですが、それでも私の塾人生の中で、同時期に高校3年生を3人辞めさせたのは初めてです。ちょっとタイムラグがありましたが直後にもう1人辞めていますので、その学年は一気に4人の高3に辞めてもらったことになります。

おいおい。
とんでもねーな!
っていう方もいるでしょう(笑)

でも。私たちはこの記事通りの真正直な気持ちで付き合っているのです。生徒のことを最優先に考えてそういう結果になったのであって、迷っている子や判断がつかない子には、「親」と同じ目線で考えます。その時、「自社の利益」はやはり優先順位の上位には来ないのです。そこが企業の論理では動かない桜学舎の「面倒なところ(笑)」なのです!!

私たちが決して意地悪でもないし、気にくわない子を辞めさせているわけでもない、そしてどれほど愛情深く生徒たちのことを考えているか、それは本人にも親御さんにも伝わっているはずだと信じています。

その辞めてもらった4人。

1人は約半年後、突然現れて復帰を願い出ました。本当に物事を理解したようで、以前とはまるで違う人物像になっていたので、これなら頑張れるだろうと判断して復帰させました。見事に志望大学に合格して、私と高大は違えども同窓生になりました。

2人目の子は、その後推薦試験に転化して、G-MARCHの一角へ合格。ご本人からもお母様からも合格のご連絡を頂き、ちゃんとおめでとうございます!とお伝えすることが出来ました。

3人目の子も理系の東京4工大の一つの2部に合格。笑顔で報告に来てくれましたし、何と先日、1部に転化出来たという報告に来てくれました。良かったなぁ、頑張ったなぁ!と。その子がその大学を卒業するということになったら、それはそれは昔の友人皆が腰を抜かすでしょう。頑張って良かったねと思います。

4人目の子も、ちゃんと合格の報をくれました。良かったねぇと思っていたら、翌年親子でおいでいただいて、何と現役の時に入学した大学が気に入らず、もう1年勉強して、やはりG-MARCHの一角へ合格。わざわざ合格の報告へ来てくださいました。高3の途中で辞めた塾へ親子で合格の報告へ来てくださる、こんな「心の繋がり」は、現代において本当に稀だと私は思いますけど、どうでしょうか? 自分でもこれは「普通じゃないよな」と思います。それだけ、本当に正直に、そして悪意なく、善意のみで生徒や親御さんに相対して来ているのを評価していただいているのではないかと、私はそう感じています。

本当に涙が出るほどありがたいことです。

この昔の記事のタイトル通りなんです。
「そういう愛し方もある」
 んです。

地域一番の愛情塾を目指して、 桜学舎はさらにさらに前進していきます。頑張ろうと思うきっかけになったので、ステマのコメントを書いて来た訳わからん外人にも感謝します(笑)

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