あらめて新年のご挨拶

38あらためまして、新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

さて。皆様どんなお正月でしたでしょうか?
塾長は本当に久しぶりの完全寝正月。すごい寝正月でした。

29日に仕事を納め、30日の夜だけは久しぶりに小中の友人たちの同窓飲み会へ出席のため千葉まで出かけましたが、大晦日は紅白。1日は近所の小野照崎神社で初詣。2日は上野公園お散歩。3日はやっぱり部屋の片付けやら個人の年賀状を作ったり、そうそう、翌日からの社会復帰のために少し仕事をしたり。

実家にも帰らず、誰にも会わず、とにかくひたすら家にいて、愛犬まると戯れ、ゴロゴロしてTVを見る日々でした。2017年の疲労が一気に全部出てしまったような気がします。なーーんにもやる気がしないし、その何もしないことが何より気持ちよく、徹底的にだらけてやろう!と(笑)思って日々を過ごしておりました。

生憎、もうここ7年以上お酒を完全に断っているのですが(おそらく一生分飲んでしまったのだと思います)飲む体質だったら昼間からビールをあおっていたことでしょう。タバコも10年以上前に止めているし、昨年大流行の!?浮気・不倫も一切無し(笑)プロ級だった競馬も久しく馬券すら買っていません。ギターは弾くけどスタジオで大音量ってのは年に数回。カメラを持って出かけることも激減しましたし、野球も見に行けていません。釣りにも行けていません。

悪い仲間には「一体何が楽しいのだ?」と呆れられますが、自分の中ではやることが多すぎて、ほぼ飽和状態。楽しみが無いのではなく、むしろやることが多すぎて楽しみにまで時間が回せないというのが実情なのです。

その突っ走り方が尋常じゃなかったのが2017年だったように思います。思い返せばちょうど去年の今頃にTVプロデューサーが飛び込んできて、春先のTV出演が決まりました。12月に専任社員が一人増えて2名体制。ところがTVの後に専任が急に2名増えて4人に。夏期合宿中にハプニングがあって専任が2名帰京する緊急事態。乗り切ってすぐに桜学舎20周年の記念パーティ。翌月に3会場開催の相談会。並行して、組合に東京都から助成金をいただく担当の仕事。面談、研修、秋期講習、イベント多数… 気がつけば年末年始… 毎週お世話になっている整体の先生には、とにかく少し体を休めないと危ないと言われ、このお正月はぐったりさせて頂きました。

だいぶ悪いところが出てスッキリしたような気がしますので、また4日からは元気に働きます!

さて。
新年度。

いろいろな改革を実行する予定でいますが、またそれは少しずつお知らせしていくことにします。ひとまず授業時間・時間割を大きく改定する予定がありますので、3月より混乱がないように努めたいと思います。

個人的には、実は2018年度が「定期出講」の最終年度と設定しています。つまり私が毎週定期的に授業を行うのは2018年度いっぱい、つまり来年の受験生を送り出すまで、と考えています。

熟練の予備校講師などはどうだかわかりませんが、塾という世界で一番商品価値がないのは「オッサン」です。つまり「私」(笑) どう考えても、イケメンの、若いスマートな講師がいいに決まっています。カワイイ、優しくて若い女性講師がいいに決まっています。あたたかくて母性のある頼り甲斐のある女性講師がいいに決まっています。オッさん=私が一番需要がないのです(笑)

授業は若い講師達を育ててお願いしていくと決心したのは去年。今までずっと「俺が、俺が」とやってきましたが、体力的にも限界があるし、授業で力を使い果たしたらスタッフを路頭に迷わせることがあるかもしれません。桜学舎教室の中で「手ぶら」で授業出来るのは正直私くらいだと思いますが、私がいつまでもトップを張っていたらスタッフも成長してきません。もちろん「臨時授業」や講習での足りないところなどは出講しますし、生徒達とは今以上にお話できるように教室内をウロウロはしています。今以上に「変なオッサン」として教室にいようとは思っています(笑)

また、もっと広い視点で生徒達に「教育」を与えていきたいなぁと思っています。テストの成績を上げる、勉強のやり方のコツを教える、要領よく点数を取らせる技を伝授する、そういう表層的な学習ではなく、本質的な、つまり知的好奇心を養ったり、良いもの本物を見る目を養ったり、困難を乗り越えていくことを学ばせたり、そういうリアルな教育の機会をもっともっと増やして行きたいと思っています。そのためにはたくさんの方々とお話しする必要がありますし、私たちも学ぶ必要があります。

様々なお子さんに多くの方のお力も借りる必要があります。海外進学をしたい、現在不登校である、転校したい、受験をし直したいなどなど。私たちが勉強しなければいけないところも多々あります。そういう時間も取りたいと思います。

食育や農業などにも興味を持っています。学問的なレベルではなく、むしろ家庭教育といったレベルでの話ですが、やはり食生活が偏っている子や食べているものに興味を持っていない子も最近は多いような気がしています。自然の味を「不味い」と言い、人工調味料や人工甘味料に舌が慣れている子も多く見られます。虫が触れないという子は昔からいますが、蚊すら大騒ぎする子がいます。それもどうかなと。

英語教育やICT教育は益々進むことでしょうし、高校入試や大学入試も大変革が起こることがもう明白です。いままで私たち大人が経験してきたことが全く役に立たない時代がもうそこまできています。「オジさんの若い頃はな…」という経験談が全く通用しない時代が来るのです。私たち世代の全否定とも言える時代です。そういう時代に対応するため、私がアンテナを張っていないといけないのだと思っています。

今年頂いた年賀状の1枚に、こんなコメントを頂きました。
「◯◯(お子さんの名前)は自分で勉強することを御校で学んだように思います」

本当にありがたいお言葉です。確かに成績もよく、自信を持って学校と自分のやりたいことに邁進していると感じている子です。年の初めからジーンと来ました。

昨年末、最後に日に私の前で大泣きした子がいました。わざわざ話があると言って私のところにやって来た子です。志望校で迷いがあること、思ったように点数が取れないこと。友達にどん どん抜かされていること。全てが焦りにつながっていました。
「でも、逃げてるよな? 正面から組み合ってないよな?」
そういう指摘でボロ泣きでした。厳しくも、最後の最後まで見てるから、最後まで諦めずに頑張りきれと言いました。お正月中の勉強方法もアドバイス。わからないことから逃げるなと。

そういう、「魂のやりとり」とでも言うべき向き合い方があるからこそ、桜学舎は存在価値があるのだと思っています。費用対効果だの、成績保証だのと、何でもかんでもやってあげるような「宿題代行」みたいなのは桜学舎が手をつける部分ではないと思っています。

その部分は、まだ若干オッサンに分があるので、こういう部分を一部私が担って行けたらと思います。

年の初めから長々となりましたが、もう1年でひとまず新しい形の桜学舎の第1期改良工事完了、くらいまで持って行きたいと思います。本当に正念場の一年です。専任スタッフ6名と頼りになる時間講師20名で力を合わせ、頑張ってまいります! 

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