売られた喧嘩は積極的に買う性質です(笑)

あらかじめ言っておきますが、私は基本的に「穏健派」を自称しています(笑)
穏やかに、静かに、面白おかしく暮らしていたい人間ですから、怒ったり、不機嫌になったり、嫌な気分になることが得意ではありません。むしろ大っ嫌い。ですので、なるべくトラブルも避けたいのです。

ところが、不思議なことが起こるもので、こちらが穏やかに、静かに、丸く収まるように収まるようにと努力をしていくと、結果的に途中で「とんがった」やつが現れて、喧嘩を売られてしまったりします。これはもう「貰い事故」と言ってもおかしくない話です。で、売られた喧嘩は買ってしまう性質です。いや、積極的に買って、徹底的に叩き潰すタイプです。特に、筋の通らないことは。

子供達の中には、どうも「大人に喧嘩を売る」ということに鈍感な子がいます。「それって、喧嘩売ってんのか?」と言われて初めて、「喧嘩を売ったことになるのか!」と気づく、そんな子です。たとえば、先生と約束をしたことを平気で破る。それって、明らかに喧嘩売ってますよね? 「おめーの言うことなんてきかねーよ」という喧嘩の売り方です。

宿題忘れました!
というのも、ある意味喧嘩を売っているという認識です。生徒からすれば、
「オメーの宿題なんてやる気ないから!
って意志の表明ですよね。単発で、本当に偶然忘れたならともかく、毎週毎週やってこないというのは、もう完全に「怒らせようとしている」としか思えません。

で、この喧嘩は積極的に買い、泣かせます(笑) いいや、泣くまで攻め込みます。当たり前です。人に喧嘩売って来て、反撃されたら涙目って、どういうことだよ!?と。大人に喧嘩を売るってのは、相当の覚悟を持ってやるべきことなんだということを教える、そこも教育です。それを昨今の塾は「生徒が減るかもしれない」「クレームが来るかもしれない」と恐れて、ちゃんとダメなものはダメと言わないからおかしくなるのだと思っています。

大抵、一度ビシッと言えばそれで収まることが多いのですが、二度三度と叱られる子がいますが、もうそうなると「お前はもういい」となります。

親御さんはどこまでいっても親御さん。血の繋がった親子ですから、どんなに騙されても、どんなに裏切られても、いつまでも付き合ってくれるでしょう。我が子だと思えば、仕方がないと思ってくれるのかもしれません。

でも、他人は違います。そんなの知りませんし、社会に出てからそんなの通用しません。何でオマエに親切にしなきゃいけないのだ、何でオマエに何でもかんでも教えてやらなきゃいけないのだ、そもそも何でオマエなんかに自分の大切な時間を使ってやらないきゃいけないんだ? それが社会の常識でしょう。

甘ったれた生徒には、
「親じゃねーんだよ!」
と叱りつけることがあります。そんな時、生徒は「はっ」とした顔をします。そう、いつも自分のことを見ていてくれて、間違ったら導いてくれて、自分のためを思ってくれる、それが大人だと思っている子どもが多いものですが、ぶっちゃけ「そんなわけねーだろ!」と言いたくなります。

「俺はおめーの、親じゃねーんだよ!」
本当にこれはよく言います。
アットホームで、親のように接してはいますが、でも他人です。他人様に対して、平気で嘘をついたり、誤魔化したりするような子では困ります。「ちゃんとした子」に育てるのも私たちの役目だと思っています。

「これって、大人に喧嘩売ってることにならないかな?」
って考えること。そして自分の行動を律すること。
極論を言ってしまえば、それだけで成績が上がるというものです。学校、大人、勉強、そして自分。いろんなものをナメてるから成績が落ちるんです。自らを律し、ナメた態度を取らずに、約束を守って、きちんと自分のやるべきことをやっていれば、そんなおかしなことにはならないはずです。 叱られることだってないはずです。

 大人に喧嘩を売ってはいけませんよ。
特に親にはね。
補給路を断たれますから(笑) 

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