現在、2クラス体制で進んでいる桜学舎の中学受験6年生ですが、実力差が大きくついてきたこともあり、またそれぞれの特性と目指す学校にあわせてこの先進度を変えていく予定もありますので、GW中に時間割調整をさせて頂き、明けにクラス替えを発表し、タイミングを見てクラス変更をさせて頂きます。
全体のクラスは3クラス編成。
現在個別指導で学習している生徒も含め、全体で指導内容を再度調整してからクラス変更を実施しますので、GW明けからすぐにというわけにはいかないと思います。
ですが、前回行った算数の確認テストや、4月度の首都圏模試の結果を参考に、現在2クラス(便宜上、トムクラスとジェリークラスと内部では呼んでおります(笑))あるものを、一度再編し、この先スピードを上げて進めていくクラスと、現在のペース程度でじっくりと進めるクラス、さらにはもう一度計算問題からきちんとやり直すような基礎クラスに再編します。
科目によって、個別指導からゼミに上がって良いという子も出ると思いますし、逆に真ん中のクラスから基礎クラスに戻る子も出るでしょう。わからないまま進めても仕方ありませんし、もっと先へ行きたい子が基礎を学びきれていない子を待ってあげているのも困ります。
実際、今、割合の問題が全然できないために全クラスを統合して、全員で割合の復習と演習をプリントで行なっていますが、ここでも既に15Pくらいで苦戦している子もいますが、45Pまでガンガンと進める子もいます。この1年でだいぶ学力差がついたように思います。
そんな話を6年生の授業で先日ちょっとお話ししました。
人より10分余計に勉強することが、どれだけの積み重ねになるかという話。
1日10分。
1週間で70分です。
1ヶ月4週間(おやすみもあるでしょうから)としても、280分。4時間40分です。
4時間40分って、かなりの差ですよね。下手したら1単元以上差をつけられます。
これが12ヶ月。
48時間480分=56時間。
年間56時間の勉強量の差。
小5、小6だったら、112時間の差です。1日10分が。
でも、それを積み重ねてしまった子がいるんですよね。その1問、本当は分かってないのに「ま、いっか!」とスルーして放置したんでしょう。本当は分かってないのに分かったふりをしたんでしょう。今頃になって分数の割り算が出来ないとか、小数点のつけ方が分からないとか。分かったふりは出来ても、テストでは実力がバレますし、目の前でやらせて見ると全然出来なくて叱られます。
これだけの差が既についてるんだと言われると、ぐうの音も出ない子が数名いました。
サボってんなと言われてガックシ。
でも、6年生1年間、もう一度自分に正直になって、出来ないところと向き合って、出来なきゃ前に進まないのだと分かって、自分でやり始めないと無理です。家で保護者が手をかければ手をかけるほど、出来なくなっていきます。家で保護者がやっていいのは「答えが合わせ」だけ。解き方や考え方を教える必要は全くありません。だって、塾でやっているし、テキストにはやり方が書いてあるし。甘えさせてはいけません。
すこしだけクラス替えで刺激を与え、ヘラヘラ笑っていられない状況にはしたいと思っています。ノビノビやらせますが、いい加減なのはダメですので。あと1年弱、頑張ってほしいと思います!
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