島根県の離島からお客様

先日の相談会の後に、島根県からお客様がいらっしゃいました。
相談会の打ち上げで知り合った方々の中で、桜学舎とのやり取りに興味を持っていただいた方で、私の話を真剣に聞いてくださった方。ありがとうございます。

隠岐。
島根の本土からフェリーで2時間半だそうです。

そして、そこからさらにフェリーで30分ほど行った離島・西之島から、わざわざ上野桜木までおいでくださったのは、島の魅力化コーディネーターの方。地方では、島根に限らず、街に塾がないため、苦肉の策で町営の塾を作って生徒たちの学力を担保するという方策をとっているところが珍しくありません。私が昨年訪れた津和野高校でも、高校内の同窓会館に塾を作って、若い魅力化コーディネーターが塾の運営などにあたっていたりしました。

東京の塾と繋がって、ノウハウや学習方法の提供などが出来れば、より広く皆様のお役に立てるだろうと思ってはいましたが、まさかこんなに早くことが進むとは思ってもみませんでした。

映像授業や通信授業などはいくらでももう存在します。デジタル化も進んでいますし、ツールはいくらでもあります。しかし、果たしてそれが地方の端っこまで行き渡って利用されているかと言えば、答えはNO。ツールだけあってノウハウが無いわけですから、個々に使い方を研究し、そこらじゅうで試行錯誤が行われている状況ですから、塾の運営ノウハウや子どもたちの指導経験がないところ、特に映像を使うなどというちょっと特殊技術を要するところは、本当に大変なんだと思います。

映像授業って、使うのはとても難しくて、私達でもちょっとしたコツが必要です。大抵の場合は「見せっぱなし」になってダメになるのです。

私は地方の方々の現状を「こうじゃないですか?」と言い当て、その上で一つのソリューションを提示しました。特に若い方に。そうです、若い方がちゃんと食いついてくれたのです。若いアタマじゃないと、私が言っていることを理解してくれないだろうなぁと思ったからです。実はその通りでした。

実は土曜日の今日。
第1回目の実験を行いました。結果はこれから検証しますが、いろんな予期せぬ問題点が出てきています。驚くべき実態も分かってきましたし、私達が絡んだことであぶり出された問題もあります。でも、わかったことは、やっぱり私の予想したとおり、地方の、特に中山間地域や離島などの教育はかなり困難が存在している、お困りごとが存在しているということ。そのソリューションを実現できるか? もしかしたら私の人生の大きな「天命」になるかもしれないなぁと思うくらいの仕事です。

今月、あと2回、実験を行って検証をします。果たして良いものが出来るのかどうなのか。


私は学校の先生には全くなる気がありませんでした。
自分で考え出し、自分で実現する仕事、そして必ず「経済」が関わる仕事、そうでなければならないというテーマを自分に課していたので、その部分と教育の部分がリンクした塾の仕事は正に私の「天職」だったのだと思います。

天職は、英語で「Calling」
正に、天に、神に、「呼ばれ」た仕事なんでしょうね。
私も、何の迷いもなく、当たり前のようにこの仕事を始めたようなもの。面白がってやってきました。
私の拙い経験やスキルが、皆さんのお役に立つのなら、頑張っていくべきだろうなぁと思うような年齢になりましたので、少しだけ視野を広げて、いろいろな方にお会いし、今後、いろいろな需要を考えていきたいと思っています。 

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