昨今、地方の高等学校が県外募集を盛んに行っています。また、現在、地方では学校教育の他に学力向上のために公営の塾を設立するところが増えているとうのことですが、民営での塾経営が成立しないような地域は、教育委員会などが設立をして学校外の学習指導を行っているだとか。ただ、塾の運営を移住者や県外から招聘した「コーディネーター」に任せるケースや、民間業者に運営を委託しているケースも結構あるようです。
いろいろご苦労があるようですが、人的資源に乏しいという現実に加え、映像授業や映像教材を上手に活用できているところは少ないのではないかと思います。映像授業は長年学習塾運営を経験してきた私たちでも運営が難しいという人が多く、運営自体になかなかコツが必要になってくるのではないかと思うのです。
私は、もともと地方という「人間関係が色濃く存在する環境」において、デジタル教材やシステム活用して運営することには高いスキルが必要だと思いますし、何よりまだ子どもたちもまだそこまで意識が追いついていないように思うのです。そこで、機会があって地方の先生たちとお話をしたときに、ある提案をしたところ、島根県の自治体が非常に強い関心を寄せて下さいました。
実はそれ以前、2018年9月~2018年12月まで、インドのバンガロールという都市とオンラインで接続し、学習指導を実施しました。同時に、何らかの事情で通学や通塾が困難な生徒に対しても利用が出来るだろうと思い、当塾の近隣地区である「谷中」の生徒宅オンライン接続を実施しました。
その後、この島根県隠岐郡西ノ島町教育委員会のコーディネーターに興味を持って頂き、2018年11月にオンライン接続実験を実施。同町教育委員会が運営する「西ノ島学習塾」に通う中学生生徒11名に対して、英語授業を実施しました。
3回の接続実験を経て、11名中10名がオンライン学習指導の受講を希望したため、また現地での指導改善の緊急性も認められたため、補正予算が組まれ、2018年12月~2019年3月まで接続実験が継続実施されました。この接続実験期間中に、大きく学習意欲が改善された生徒が現れたり、学校とは異なる学習指導方法に刺激を受けて成績を向上させた生徒が現れました。多様な「学ぶ環境」を作り出すことが出来、生徒に「選択肢」が広がったことが一番の収穫だったかと思います。そして2019年3月には、オンラインで学ぶ中学3年生3名全員が、島根県立隠岐島前高校に合格・進学することが出来ました。
この実績を踏まえ、2019年5月~2020年3月までのオンライン接続実験の継続が決定しました。現在は、生徒たちのよりよい受講環境を作る準備をしているところです。
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さて、ここからは桜学舎の宣伝(笑)
地方では公共事業としてインフラ投資は盛んに行われていますが、教育行政に使われる予算やそのコンテンツに支払われる予算はなかなか少ないため、良いものでも予算が立たずに導入出来ないというお話を聞く機会が多くありました。分かりにくいんでしょうね、「モノ」が無いコンテンツについては、やはり投資するのに勇気も要るでしょう。
地方では公共事業としてインフラ投資は盛んに行われていますが、教育行政に使われる予算やそのコンテンツに支払われる予算はなかなか少ないため、良いものでも予算が立たずに導入出来ないというお話を聞く機会が多くありました。分かりにくいんでしょうね、「モノ」が無いコンテンツについては、やはり投資するのに勇気も要るでしょう。
しかし、私たち桜学舎のやり方であれば、インターネット環境とPCやタブレットさえあれば即日開始が出来、インフラ投資は驚くほど最小限に抑えられるというメリットがあります。また個人が個別指導の塾へ通うのと同程度の費用で学習指導が可能なので、投資額も小さく抑えられます。財政が厳しい地方において、極めて小さな投資で東京の学習塾の授業を導入することが出来るというメリットは大きいと思われます。
正直、大きな会社さんや教育事業では、全生徒が10名とか、15名といった小さな規模であること自体が「参入障壁」となり、採算が取れなかったりそこへかける労力が避けなかったりすることもあるのかもしれません。東京でも、ただでさえ学生講師が集まらないという時代に、地方へ提供する授業の労力を東京の子たちに注ぎたいと思う部分もあるでしょう。
しかし、幸いにも私たちは多くの教え子に恵まれ、意志を持った講師達に恵まれています。数は少ないのですが、我々が行う教育事業に対して自信を持って取り組んでくれるスタッフがいます。
少しだけですが、私たちの力でお役に立てることがあれば、是非お手伝いさせて頂きたいと思っています。現在、いくつかの地域の公営・民営の塾からのお問い合わせや打ち合わせの予定が入りつつありますが、是非、お困りの自治体や教育委員会の方、民間教育の方がいましたら、是非ご相談ください。
もちろん大きなことは言えませんし、出来ないことは出来ないと正直に申し上げます。しかし、多額の予算も、大きな設備投資も、ほとんどなくても出来る方法があります。個人レベルの投資に過ぎません。インド・東京・島根。実証実験を積み重ねてきたので、少しずつ出来ることが増えてきて来ます。何より、22年目の地域の学習塾。子どもたちとのお付き合いの仕方が、地方の学校の先生と似ている点が多く、親和性の高い指導だと思います。
どうぞこちらのフォームからお問い合わせ下さい!
ご相談でも、試行でも、とにかくご相談に乗ります。
お待ちしております!
正直、大きな会社さんや教育事業では、全生徒が10名とか、15名といった小さな規模であること自体が「参入障壁」となり、採算が取れなかったりそこへかける労力が避けなかったりすることもあるのかもしれません。東京でも、ただでさえ学生講師が集まらないという時代に、地方へ提供する授業の労力を東京の子たちに注ぎたいと思う部分もあるでしょう。
しかし、幸いにも私たちは多くの教え子に恵まれ、意志を持った講師達に恵まれています。数は少ないのですが、我々が行う教育事業に対して自信を持って取り組んでくれるスタッフがいます。
少しだけですが、私たちの力でお役に立てることがあれば、是非お手伝いさせて頂きたいと思っています。現在、いくつかの地域の公営・民営の塾からのお問い合わせや打ち合わせの予定が入りつつありますが、是非、お困りの自治体や教育委員会の方、民間教育の方がいましたら、是非ご相談ください。
もちろん大きなことは言えませんし、出来ないことは出来ないと正直に申し上げます。しかし、多額の予算も、大きな設備投資も、ほとんどなくても出来る方法があります。個人レベルの投資に過ぎません。インド・東京・島根。実証実験を積み重ねてきたので、少しずつ出来ることが増えてきて来ます。何より、22年目の地域の学習塾。子どもたちとのお付き合いの仕方が、地方の学校の先生と似ている点が多く、親和性の高い指導だと思います。
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