噂には聞けど、マジだった!
高校教科書に足し算や九九が掲載されているという話。
またまた御冗談でしょう?と思っているかもしれませんが、マジでした。
日経さんの記事ですから、冗談抜きのマジな話。どうして九九も出来ずに高校に入れてしまうのかは
謎ですが、そもそも小学校2年生で習う内容を理解することなく中3まで来て、さらに高校受験をクリアしてしまうというシステムは一体どうなっているのだと疑問を持たずにはいられないのが一般的な感覚だと思います。
ただ、昔からこういうことはありました。
それ以前に問題化したのは、数学ⅢCを勉強しないでセンター入試で理系の大学に合格してしまう子でした。某大学がセンター試験で合格した生徒にⅢCの授業を入学前に実施していたということも話題になっていました。ⅢCもやらないで理系に行けてしまうシステム自体も問題視されていましたが、それが出来ないのに理系を志す学生も問題になっていました。
この国の教育には、「チェックをする」「成果を求める」というポイントが極端に減ってしまいました。受験も否定的にとらえることが多くなりましたし、点数で判断することも減り、その変わりに主観で評定を付けること、学習の成果以外の部分を成績に組み入れることが非常に増えました。特に小中学校という、教育の「したごしらえ」をしっかりやらなければいけない時期の学習に、人との差を意識させることが悪であるかのような教育が施されているように感じます。
しかし、世間の保護者の皆さまは「社会人」。
そんな甘っちょろいことでは世の中では通用しないと思っているのではないかと思います。ゆえに都内では中学受験が盛んになっているのかなと。ぶっちゃけ、しなくてもいい受験をあえてする方々が多いのは、非常に社会人的な考え方なのかな?とも感じます(ゆえにビジネス誌が中学受験系のムックを出していたりするのかな?と)
ちなみに、高校受験は選ばなければ何とか収まります。どこかには入れる状況です。定員の割れている都立高校なら、原則全入です。しかし、それでいいのか?という問題はあります。
ゆえに、そんな状況の高校受験であるがゆえに、「ガチ高校受験」を桜学舎は標榜しています。高校受験こそ、ガッツリ勉強して一流校に合格することを目指すのが重要。誰でも入れる競争に甘んじていては、決して将来にわたって「良いこと」は一つもありません。
人生やり直しはききます。いつでもやり直せばいいのです。
しかし、やり直しを回避することもまた、いくらでもできたはずです。
高校生で九九のやり直しをするようなことにならないように、今から意識して学習を積み重ねていってほしいと思います。
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