塾長のトマトは豊作です(笑)
さてさて。
私の右の中指根本には、横一文字に傷があります。
もうだいぶ薄くなって、見えなくなってきましたが、今でも忘れられない中学時代の傷です。
原因は全く覚えていません。なんだかからかわれたか、言いがかりをつけられたか、とにかくムカつくことがあって、喧嘩をしました。簡単に言うと、一発ぶん殴っちゃったわけです。
次の瞬間、相手が号泣していました。口から血が出ていたのを覚えています。
「差し歯なんだぞー」
って。その当時、差し歯がなんだかもよくわかってないような私でしたが、とにかくあたりどころが悪く、相手の前歯に当たってしまったようなのです。
やっちったなぁ…と思って自らの手を見ると、私の手もパックリ。結構深くやっていて、それを見て私も血の気が引き、卒倒したのでした。駆けつけた体育の先生にメッチャ怒られて、その後整形外科へ直行し、数針縫われました。確か喧嘩は両成敗で、どちらもメッチャ怒られた記憶がありますが、その相手とは卒業まで割と仲良くしていたものです。ガキの喧嘩なんてそんなものだったという40年近く前の話。
この傷を見ると、やっぱり時々思い出します。
あれ以来、当然私は人を殴ったことなんてありませんし、殴られたこともありません(女性にひっぱたかれたことくらいはあります(笑))
人を殴ったりすればこういうことになるというのも、あの頃学んだ気がしますし、なんだかそういうの嫌だなぁとも。そして自分も怪我をして痛かったのもありますしね。だから、人と揉め事があったりしても、大事にならないようにちゃんと「上手くおさめる」という方法を身につけたように思います。
最近、昔のイジメ自慢とかして仕事を失ってる人を何人も見ましたよね。五輪前とか。
あそこに反省がなかったり、あまりに非人道的な所業だったりってところが批判されていたのだと思いますが、でもやっぱり「人間の社会」ですから、人と人との対立はなくなりませんし、好き嫌いで判断されることもあるし、当然喧嘩も起きたり、いいとは言えませんが事実としてイジメもなくならないのでしょう。
でも、それを経験してどう思うか。どうその後生きるか。
私も痛い思いをして、もういいや、やめようと思ったところもあります。痛みを経験していないと、相手の痛みを想像できないので、幼い頃にする痛い経験って結構大事なんだろうなぁと思います。喧嘩したことがない人が喧嘩すると、相手が死んじゃうまでやってしまうと言いますからね。
あんまり過保護すぎるのも良くないんだろうなぁと思いつつ、最近の世の中は難しいからなぁとも思いつつ。
今の子育ては難しいなぁと思います。
お母さん・お父さん、ホントご苦労さまです。
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