6月30日発売のAERA ムック「偏差値だけに頼らない中高一貫校選び2023」に、塾長の取材記事が掲載されました!掲載されているのはP42~43です。
「肩の力を抜いた合格への道」ゆる中学受験という選択肢
というタイトルになっております。
タイムリーなことに、本当にこのところ、「中学受験断念」というご連絡をいくつもお受けしました。転塾のご相談にいらしたり、セカンドオピニオンのご相談のご予約を頂いたりしていた方々なのですが、結局ご本人との話し合いで中学受験から離脱するということになったので… スミマセン…というご連絡でした。
また、当塾内でも、中学受験自体を断念するという子が出ました。
皆さんの共通項は、
大手塾の苛烈なカリキュラムについて行けず、そのフォローのために個別指導塾や家庭教師を山ほど付け、正に私たちが絶対にダメだと言っている「課金ゲーム」に近い形に陥ってしまって、ハタと気づけばお子さんのエネルギーがゼロに近づいていた… そこでマズい!と思って転塾を考えた… しかし、ライフが0になってしまってゲームオーバー…
そんなイメージです。
個人的な指向性があるものなので、最終的にはご家庭の判断になります。
でも。あえて、こういう悲しい思いを私はしてほしくないし、そもそもこういう子たちを早くから救いたかったので、何としてでもこの「ゆる中学受験」を分かって欲しいと思って、こうして本を書いたり、取材を受けたり、広報活動に精を出しているわけです。
大手塾で頑張れる子は、来ちゃダメなんです。大手で頑張ってください。でも、大手塾でくたびれてしまったり、ついて行けなかったり、気おされてしまっているような子は、ライフがゼロになる前に桜学舎に急いで来て欲しいのです。
もうちょっとペースを落としても、合格できる学校はあります。お子さんに合った学校探しは出来ますよ? その学校に行きたいのに、そんなハードな学習を続けなくても大丈夫でしょう? 点の取り方なんかより、もっとお子さんに伝えなきゃいけない大切なことがあるでしょう? 何かを諦めて中学受験しなくてもいいんですよ?
もちろん、「ここはガッツリやってください」「最低限、ここは譲れません」というラインもあります。ですから、真面目に桜学舎の言うことを聞いて下さっている方は、「ゆる中学受験、ちっともゆるくありませんね!」と言ってくださいます。そうですよ、「ゆる」であっても、決して「ヌルい」わけではないのです。
やる時はやる!
遊ぶときは遊ぶ!
そういうペースで、中堅校以下でも「自分に合うステキな学校」への合格キップを手に入れる!
そして、点数の取り方ではなく、しくみや原理をゆっくり学ぶ、「頑張る意味」「努力する大切さ」を説く、私たちはそういうことが小学生後半には必要だと思います。
そもそも、勉強が遅れていたら、その補強のために「足し算」をするのではなく、構造的に何かを変えるべきだと思います。それが転塾であってもなくてもいいんですが、ただ何かを足していくのは負担ばかりが増えて、苦しみが続くだけ。残念ながら「回復」して「楽になった」という事例を見たことがありません。
せっかく目指した中学受験をやめてしまったり、力つきて倒れてしまうようなことがあると、本当に胸が痛いです。
この記事で、ちょっとだけ考え方を変えてくれる方がいたら、そして親御さんがお子さんの学びに寄り添ってくれるようになったら嬉しく思いますし、誰かのお役に立ったら望外の喜びです。
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