あー、だから出来ないんだ！

って腑に落ちたことがあったので。

とにかく、学校で電子辞書が必修化されて、全員が持たされてからというもの、生徒たちの英語力の低下が止まりません。原因はいろいろありまして、まずは大抵の電子辞書に入っているのが「ジーニアス」（大修館）だということ。悪い辞書ではないのですが、難しいのです。特に初学者向きでは全然ない辞書です。しかも、熟語や成語は別ボタンを押すことになります。これをやる子が少ないわけで、結局、単語入れて、意味が出て来て、見てパタン。一番英語学習でやっちゃいけない辞書の引き方をしているわけですから、出来るようになるわけがありません。特に初学者。

しかも最近分かったのは「検索型だから」という点。
これ、全然流れが分からないのですね。単語入力しちゃえば、前後関係なくいきなりその単語に辿り着けるわけで、思考の連続性が全然獲得できません。

これ、ネット検索で勉強している子も同じことが言えます。
その知識へたどり着くストーリーが出来ないのです。ゆえに、起承転結も分からないし、因果関係も無視できます。結果だけを検索して、答えだけを知る。

これで理解が出来たら、相当な実力者ですよ。
検索型学習の罠。

電子辞書が何でダメなんだろう？という答えがひとつ出た気がします。
検索型だから。

あ。
実力ある子や使いこなせる子は大丈夫ですからね。

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